ビックカメラ、藤沢店オープンに行列2000人、「体験して買える売場」前面に
ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)は8月4日、神奈川県藤沢市のJR藤沢駅北口駅前に「ビックカメラ藤沢店」をオープンした。神奈川県内では、横浜西口店、パソコン館横浜駅前店、新横浜店に続く4店舗目。開店前から予想を上回る約2000人の行列ができ、親子連れから中高生、高齢者まで幅広い年齢層が来店、店内は人で埋め尽くされた。
ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)は8月4日、神奈川県藤沢市のJR藤沢駅北口駅前に「ビックカメラ藤沢店」をオープンした。神奈川県内では、横浜西口店、パソコン館横浜駅前店、新横浜店に続く4店舗目。開店前から予想を上回る約2000人の行列ができ、親子連れから中高生、高齢者まで幅広い年齢層が来店、店内は人で埋め尽くされた。
「藤沢店」は、今年2月末で閉店した丸井藤沢店を改装した駅前型店舗。JR藤沢駅と2階デッキ入り口で直結しているほか、地下道につながる地下1階からも出入りできる。駅周辺に合計1800台以上の提携駐車場も確保し、ロードサイドの郊外型店舗にも対抗する。
午前10時のオープン直後の2階デッキ入り口付近
売場面積は神奈川県内のビックカメラでは最大の約3100坪、約50万アイテムを取り揃える。ビルの地下1階から6階まで計7フロアすべてビックカメラ店舗で、メイン入り口のある2階は、携帯電話や薄型テレビ、DVDレコーダーなど注目度の高い商品が並ぶ。このほか、1階と地下1階はパソコンとその周辺機器、3階はデジタルカメラや携帯オーディオ、4階は冷蔵庫や洗濯機などの生活家電が中心、といったフロア構成。営業時間は午前10時から午後9時まで。
開店前日の8月3日の朝刊に、オープンチラシ約50万部折り込んで告知。このため、前日夕方から台数限定の32V型液晶テレビなどのオープン特価品を目当てに並ぶ人が現れ、かなりの人数が集まったため、4日の早朝6時頃から整理券を配布し、9時半の整理券配布終了時点で限定品のほとんどが完売した。なお、チラシに載っている商品のほかにも、多くの特価品が用意された。
当初予想の1000人の2倍の約2000人がオープンを前に集まった。
列の最後尾は、JR藤沢駅前の広場(2階)だけでは収まらず、最終的には1階に
ビックカメラ藤沢店の店長は前田光洋氏。これまで店長代理として有楽町店(現有楽町店本館)や新宿西口店、店長として柏店を立ち上げた経歴を持つ。地元出身で学生時代から藤沢駅周辺をよく利用しており、「ビックカメラ藤沢店が街に来るきっかけになれば」と熱く語った。フロア構成や品揃えについては、過去の反省点などを踏まえながら、今までの集大成として「実際に見て触って体験しながら買える売場を心がけた」という。
記者を前にインタビューに答える前田光洋 藤沢店店長
また、ビックカメラ初の試みとして、店舗内に給排水設備を引き、洗濯機など生活家電を実際に使ってみることができる「実演コーナー」を設置。また、各フロアに「今と昔」と題したインフォメーションパネルを用意した。これは、たとえばデジタルカメラの場合、昔の機種と比べて、最新機種の方が電池の持ちが良い、広角まで撮影できる、動画がきれい、本体がスリムといった「進化点」を写真やグラフ・表などを使って示すもの。一目で違いが理解できるよう、わかりやすく解説するなどして、買い替え需要を刺激する。
各社の洗濯乾燥機が並ぶ「洗濯機実演コーナー」。
同じ4階には、キッチン家電実演コーナーやオール電化コーナーもあった
JR藤沢駅は、JR東海道線・湘南新宿ライン、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄の3路線が乗り入れるターミナル駅だが、これまで駅周辺に家電量販店はなかった。このため、土日と平日の売上比率や客層、平均単価など、実際に走り出してみないとわからない点もあるが、前田店長は「お客様の期待を裏切らないように、これからが勝負」と意気込みを語った。
2階のDVDレコーダーコーナーでは、
次世代DVDの「HD DVD」とDVD、VHSの画質を比較
なお、ビックカメラは8月10日、ジャスダック証券取引所に上場する予定。藤沢店のオープンはこれに合わせたわけではなく、改装や準備などの進行上、「偶然日が近くなった」(ビックカメラ 企画部・郡司和仁氏)。今秋には川崎店もオープンする予定で、規模は藤沢店よりやや大きいという。
ビックカメラ(宮嶋宏幸社長)は8月4日、神奈川県藤沢市のJR藤沢駅北口駅前に「ビックカメラ藤沢店」をオープンした。神奈川県内では、横浜西口店、パソコン館横浜駅前店、新横浜店に続く4店舗目。開店前から予想を上回る約2000人の行列ができ、親子連れから中高生、高齢者まで幅広い年齢層が来店、店内は人で埋め尽くされた。
「藤沢店」は、今年2月末で閉店した丸井藤沢店を改装した駅前型店舗。JR藤沢駅と2階デッキ入り口で直結しているほか、地下道につながる地下1階からも出入りできる。駅周辺に合計1800台以上の提携駐車場も確保し、ロードサイドの郊外型店舗にも対抗する。
午前10時のオープン直後の2階デッキ入り口付近
売場面積は神奈川県内のビックカメラでは最大の約3100坪、約50万アイテムを取り揃える。ビルの地下1階から6階まで計7フロアすべてビックカメラ店舗で、メイン入り口のある2階は、携帯電話や薄型テレビ、DVDレコーダーなど注目度の高い商品が並ぶ。このほか、1階と地下1階はパソコンとその周辺機器、3階はデジタルカメラや携帯オーディオ、4階は冷蔵庫や洗濯機などの生活家電が中心、といったフロア構成。営業時間は午前10時から午後9時まで。
開店前日の8月3日の朝刊に、オープンチラシ約50万部折り込んで告知。このため、前日夕方から台数限定の32V型液晶テレビなどのオープン特価品を目当てに並ぶ人が現れ、かなりの人数が集まったため、4日の早朝6時頃から整理券を配布し、9時半の整理券配布終了時点で限定品のほとんどが完売した。なお、チラシに載っている商品のほかにも、多くの特価品が用意された。
当初予想の1000人の2倍の約2000人がオープンを前に集まった。
列の最後尾は、JR藤沢駅前の広場(2階)だけでは収まらず、最終的には1階に
ビックカメラ藤沢店の店長は前田光洋氏。これまで店長代理として有楽町店(現有楽町店本館)や新宿西口店、店長として柏店を立ち上げた経歴を持つ。地元出身で学生時代から藤沢駅周辺をよく利用しており、「ビックカメラ藤沢店が街に来るきっかけになれば」と熱く語った。フロア構成や品揃えについては、過去の反省点などを踏まえながら、今までの集大成として「実際に見て触って体験しながら買える売場を心がけた」という。
記者を前にインタビューに答える前田光洋 藤沢店店長
また、ビックカメラ初の試みとして、店舗内に給排水設備を引き、洗濯機など生活家電を実際に使ってみることができる「実演コーナー」を設置。また、各フロアに「今と昔」と題したインフォメーションパネルを用意した。これは、たとえばデジタルカメラの場合、昔の機種と比べて、最新機種の方が電池の持ちが良い、広角まで撮影できる、動画がきれい、本体がスリムといった「進化点」を写真やグラフ・表などを使って示すもの。一目で違いが理解できるよう、わかりやすく解説するなどして、買い替え需要を刺激する。
各社の洗濯乾燥機が並ぶ「洗濯機実演コーナー」。
同じ4階には、キッチン家電実演コーナーやオール電化コーナーもあった
JR藤沢駅は、JR東海道線・湘南新宿ライン、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄の3路線が乗り入れるターミナル駅だが、これまで駅周辺に家電量販店はなかった。このため、土日と平日の売上比率や客層、平均単価など、実際に走り出してみないとわからない点もあるが、前田店長は「お客様の期待を裏切らないように、これからが勝負」と意気込みを語った。
2階のDVDレコーダーコーナーでは、
次世代DVDの「HD DVD」とDVD、VHSの画質を比較
なお、ビックカメラは8月10日、ジャスダック証券取引所に上場する予定。藤沢店のオープンはこれに合わせたわけではなく、改装や準備などの進行上、「偶然日が近くなった」(ビックカメラ 企画部・郡司和仁氏)。今秋には川崎店もオープンする予定で、規模は藤沢店よりやや大きいという。