富士フイルム、顔がきれいに撮れる高感度・10.7倍ズームのデジカメ
富士写真フイルムは7月27日、人物を美しく撮影できる「顔キレイナビ」機能を搭載したレンズ一体型・電子ビューファインダー搭載デジタルカメラ「FinePix S6000fd」を9月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は6万円前後の見込み。
被写体となっている人物を検出し、検出した人物の顔にピントをあわせ最適な露出に自動的に調整する「顔キレイナビ」機能を同社のデジタルカメラで初めて搭載した。「顔キレイナビ」はボタンを押すだけで作動し、最短約0.05秒で最大10人の顔を一度に検出できる。
同様の顔検出機能は他社の一部モデルでも搭載されているが、最短約0.05秒の検出スピードは世界最速だという。背景にピントが合いがちだったツーショット撮影やガラス越しの撮影時のピンボケを防止、画像再生時も顔検出機能を生かした多彩な再生が可能になる。
CCDは、光をより効率的に捉える有効画素数630万画素、1/1.7型の「スーパーCCDハニカムVI HR」を採用。画像処理エンジン「リアルフォトエンジンII」と組み合わせることで、ISO3200の超高感度撮影でもフル画素で撮影できる。レンズは、35mmフィルム換算で焦点距離28mm-300mm相当のフジノン光学式10.7倍ズームレンズを搭載。約2倍のデジタルズームと組み合わせることで、最大約21.4倍ズーム撮影まで対応する。
このほか、ノンフラッシュ撮影とフラッシュ撮影の2枚を連続して記録できる「高感度2枚撮り」機能、発光量と感度設定を最適に自動調整し、白とびを防ぐ「iフラッシュ」、手ブレ・被写体ブレを防ぐ「ブレ軽減モード」など、従来モデルを同様の独自機能を備える。記録メディアはxD-ピクチャーカードで、本体に約10MBのメモリも内蔵する。