NTTドコモ、音が聞きやすい「FOMAらくらくホンIII」、拡大鏡や警報ベルも

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2006/07/26 21:51

 NTTドコモは7月26日、「らくらくホン」シリーズの最新モデルを発表した。通話に加えて、メール、カメラ、iモードが使える第3世代携帯電話「FOMAらくらくホンIII(F882iES)」を9月中旬に発売する。カラーはブラック、ゴールド、ピンクの3色。

 NTTドコモは7月26日、「らくらくホン」シリーズの最新モデルを発表した。通話に加えて、メール、カメラ、iモードが使える第3世代携帯電話「FOMAらくらくホンIII(F882iES)」を9月中旬に発売する。カラーはブラック、ゴールド、ピンクの3色。

 約130万画素のカメラを内蔵し、メインディスプレイに2.4インチ(240×320ドット)のTFT液晶を搭載。サブディスプレイには1.2インチ(64×64ドット)のSTNモノクロ液晶を採用した。外部メモリはminiSDメモリカードに対応する。折りたたみ時の本体サイズは高さ104×幅50×厚さ19.5mm。重さは約113g。

 周囲の雑音を感知する無指向性マイクと音声用の指向性マイクの2つを内蔵。無指向性マイクが拾った騒音レベルによって、受話音量を自動で調節する「はっきりボイス」機能が利用できる。音量全体を上げるだけではなく、音声に限って自動でボリュームアップすることも可能。また周辺の雑音をカットし、通話相手にクリアな音声を伝える「ノイズキャンセル」機能も搭載した。

 ニュースや天気、芸能、スポーツなどの最新情報を特別な操作をすることなく画面に表示するサービス「iチャネル」にも対応。テロップの文字を30ドットの大きな文字で表示できる。各コンテンツの詳細情報の文字拡大にも対応する予定。

 ユニークなのはカメラ機能を応用した「拡大鏡」。カメラ部分を雑誌や新聞などに向けると、モニターに拡大した文字を表示するというもの。また、手書きメモを撮影し、撮影した文字部分を読みやすいように補正してメールに添付する「手書き文字メール」機能も搭載した。このほか、具合が悪くなったときなどに約100デシベルの大音量アラームを鳴らすことができる「ワンタッチアラーム」も搭載した。

 「らくらくホン」シリーズは、1999年10月のmova P601es発売以来、シリーズ累計で約770万台を販売した。同社が05年10月に40-60代のユーザーに実施したアンケートでは、約80%のユーザーが使いやすさを支持しているという。