USEN、株式交換でGAGAを完全子会社化へ、9月下旬をめどに
ギャガ・コミュニケーションズ(GAGA、宇野康秀社長)とUSEN(宇野康秀社長)は7月14日、USENを完全親会社、GAGAを完全子会社とする株式交換を、9月下旬をめどに実施すると発表した。
GAGAは、05年1月にUSENの連結子会社となっているが、GAGA完全子会社の理由についてUSENは、安定した財務基盤を背景に、映像・コンテンツ事業分野での戦略的提携をおこなうことで、良質なコンテンツの厳選買付・配給、自社製作などを積極的に展開、収益機会の大幅な拡大を図れると判断したとしている。
今後は、ヒット作を探り当てる目利きやノウハウなどのGAGAがもつ「ソフト」とUSENが有する無料ブロードバンド放送サービス「GyaO」や有線放送、カラオケボックスなどの幅広いインフラを融合させていく。
株式交換後にUSENの完全子会社となるため、GAGAは、大阪証券取引所ヘラクレス市場への上場を廃止。また、GAGAの株主には株式交換比率に応じてUSENの株式が割り当てられる。
現在、株式交換は検討段階で、株式交換の交換比率やそのほかの諸条件は、今後両社で協議のうえ、株式交換契約で定める。交換比率の算定は、過去数ヶ月の終値の平均値などを総合的に勘案した市場株価方式を参考にしつつ、今後両社で協議のうえ決定する方針。