KDDIなど、au初の無線LANケータイ、企業向け内線ソリューションを提供
KDDI(小野寺正社長)と沖縄セルラー電話(起橋俊男社長)は7月13日、VoIPによる内線電話としても使用可能な無線LANケータイ「E02SA」を7月28日に発売すると発表した。認定パートナー企業と協業により、同端末を利用して構築する企業向け内線ソリューション「OFFICE FREEDOM」の提供も開始する。
「OFFICE FREEDOM」を導入することで、「E02SA」を外出時には通常の携帯電話として、オフィスでは内線電話として使い分けることができる。席を外していても確実に連絡が取れるため、業務の効率化を図れるほか、複雑な配線をせずに内線を構築できるため、レイアウト変更時などの作業効率化に加え、工事費も大幅に削減する。
さらに、携帯電話側でカスタマイズが可能な内線アプリケーション「BREW」を提供し、各メーカーのIP-PBXの特徴に合わせた対応が可能。無線LAN経由で独自に使用しているスケジューラーやプレゼンス機能などとの連携も可能で、顧客の設備や要望に応えた内線システムを構築できる。
「E02SA」は、三洋電機製のau携帯電話。無線LANはIEEE802.11b/gに対応する。このほかビジネス用端末として、PC向けサイトがそのまま閲覧できる「PCサイトビューアー」、PCで作成されたファイルを表示できる「PCドキュメントビューアー」、ICレコーダー機能などを搭載。「とじるとロック」「遠隔オートロック」などのセキュリティ機能も盛り込んだ。有効画素数約127万画素CCDカメラやminiSDメモリカードスロットも装備している。