シャープ、無線のインターネット常時接続に対応したPDA、北米市場向けに

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2006/07/07 13:15



 シャープは7月6日、GSM/GPRS/EDGEの3つの無線方式に対応した北米市場向け携帯情報端末「ワイヤレスPDA PV200」を米国通信事業者に向け供給を開始したと発表した。発売日は7月10日。

 無線によるインターネット常時接続サービスを使って、いつでもどこでもリアルタイムな「チャット」ができるのが特徴。AOL、Yahoo!、MSNが提供するチャット機能に対応する。同社によれば、北米市場で場所を問わずに「チャット」のできる端末が若者の間でブームになっており、対応端末の市場は大きく拡大しているという。

 Java Script対応のHTMLフルブラウザとQWERTY方式フルキーボードを搭載。さらに、1.3メガピクセルのカメラやアドレス帳、スケジュール、ゲーム、MP3音楽ファイル再生などの機能を備えた。

 ディスプレイには2.6型 1/8VGA(240×160画素)半透過型TFT液晶を採用。連続通話時間は約4.5時間、連続待ち受け時間は約72時間。フラッシュメモリ64MB、SDRAM 64MBを内蔵したほか、miniSDカードスロットを装備。Bluetooth V2.0/Power Class 2に対応する。本体サイズは横130×縦59×奥行き22mm、重さは約182g。

 今回のモデルは、同社が設計・開発から生産まで一貫して担当した第1弾の製品で、携帯情報端末「ザウルス」で得たPDA設計・開発技術や携帯電話事業で培った通信技術を融合した。米通信キャリアT-Mobile USAから供給を開始し、順次拡大していく。価格はキャリアが設定するが、前モデル「PV100」は200-250ドル(2万3000-2万9000円)で販売されていた。「PV200」も同様の価格帯になる見込み。月産台数は10万台。