キングソフト、年契約のセキュリティソフト、OSがバージョンアップしてもOK
キングソフト(広沢一郎社長)は、総合セキュリティ対策ソフト「キングソフトインターネットセキュリティ」で、更新料が割安になる「複数年契約」サービスを8月1日から開始する。毎年更新料を支払う煩雑さを軽減するとともに、1年当たりの費用を引き下げることで、導入促進を図るのが狙い。
対象は、現在「キングソフトインターネットセキュリティ2006/2006+」を利用中で、1年または6か月間の無償利用期間が満了したユーザー。キングソフト公式ホームページの「お支払いページ」(仮称)の入力フォームから、2年から5年の範囲で希望の複数年を選択すると、通常、980円の年間更新料が、2年分で1800円、3年分で2480円、4年分で2980円、5年分で3480円となり、最大で1420円、29%の割引となる。契約期間内であれば、OSがバージョンアップしてもそのままサービスを継続して受けられる。
同サービスの提供の背景には、マイクロソフトがWindows Vistaを提供開始後、数年の間に新たなOSを発表する可能性があるため、OS単位でのサービスでは、Vistaの次期バージョンでは利用できないことがある。また、OS単位では、新OSが提供開始された直後と中盤以降に利用し始めた場合とで、サービスを受けられる期限に長短の差があり、不公平感につながることなども問題となっていた。これらの理由から、利用者に分かりやすくて公平な、契約年数に連動する価格サービスを提供することにした。