河合楽器、幼児向け運動能力測定データ処理ソフトを一般販売
河合楽器製作所(河合楽器、河合弘隆社長)は、幼稚園や保育園向けの運動能力測定データ処理ソフト「そだちのきろく」を7月1日に発売する。価格は3万1500円。
河合楽器は1967年から、幼稚園・保育園を中心に「カワイ体育教室」を運営し、現在全国約3000か所の幼稚園・保育園で教室を展開、約8万6000人の生徒に授業を行っている。約10年前には、幼児の運動能力や体型の発育・発達の状況を把握し保育活動に役立てることを目的として、幼児向け運動能力測定データ処理ソフトを独自に開発。測定の指導から結果の処理まで自社でサポートしてきた。
「そだちのきろく」は、そのプログラムソフトをCD化し一般販売するもの。園独自でデータを加工したい、迅速に結果を処理したいなどの要望に応えた。全国のカワイ体育教室営業所を通じて販売する。測定対応年齢は、3歳6か月以上、7歳未満。
ソフトでは、これまで蓄積してきた約10万人のデータベースにより、子ども一人ひとりの運動能力の発達や、クラスや園全体の発達の実態をより正確に把握することができる。全国標準値と比較することで園やクラスの総合評価も行うことができ、身長・体重から求められるカウプ指数や、運動の基本動作である「走る」「跳ぶ」「投げる」の各発達状況を、ビジュアルでわかりやすく表現する。測定結果や園の集計結果などは、数値やグラフに加え、分析結果としてコメントで出力することも可能。