オトバンク、音のコンテンツを「取り次ぎ」、アマゾンや大手書店で販売
オトバンク(上田渉代表取締役)は朗読、講演、オーディオドラマなど、音楽以外の音声コンテンツの販売を取り次ぐサービスを開始したと発表した。06年末までに500点のコンテンツの販売を目指す。
コンテンツ所有者がコンテンツを預けると、オトバンクが電子透かしなどを利用した著作権管理技術を施しデータを加工。オトバンクの音声コンテンツ配信サイト「新刊JP」でダウンロード販売するほか、大手書店でもCD書籍として販売する。またアマゾンジャパンでも、「オーディオブック(聞く本)」と呼ばれるコンテンツを収録したCDで販売する。オトバンクがオーディオブックにISBNコードとJANバーコードを付与し、販売権の確認やCDのプレシング、在庫管理までを行う。
オトバンクはコンテンツ売り上げに応じた販売手数料を得るしくみで、手数料の割合はコンテンツ所有者ごとに個別に設定する。出版社やアニメ制作会社などを中心にサービスを提供する方針で、初年度で数千万円の売り上げを見込む。今後は大手配信サイトや携帯電話でのダウンロード販売も展開していく計画。