エプソン、使い勝手を高めた3LCD方式の小型プロジェクター、9万円台後半で

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2006/06/14 12:32



 セイコーエプソン(花岡清二社長)は、モバイルプロジェクター「オフィリオプロジェクター EMP-S4」をエプソン販売(真道昌良社長)を通じて6月23日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は9万円台後半の見込み。

 「EMP-S4」は、自社開発のマイクロレンズアレイ付き0.5型液晶パネル3板を使用した「3LCD方式」と、独自の高効率ランプ「E-TORL」を採用し、1800ルーメンの明るさと重さ2.6kgの小型化を両立したのが特徴。コントラスト比は500:1で、解像度はSVGA(800×600画素)に対応、リサイジングでSXGA、XGA、VGAにも対応する。

 このほか使いやすさを追求し、電源を入れてから約4秒で映像が投写される「クイックスタートアップ」や電源ケーブルを接続するだけで投写を始める「ダイレクトパワーオン」機能、レンズのカバーをスライドさせるだけで投写の中断、再開が簡単にできる「スライド式レンズカバー」を搭載。さらに「ワンタッチオフ」機能を搭載し、使用後のクールダウンを不要とした。信号が入力されている映像ソースだけを選択する「入力信号自動検出」機能も装備する。

 本体の操作パネルをはじめ、ユーザーインターフェイスに関わる部分はすべて日本語で表記。また初めてプロジェクターを使うユーザーに配慮し、操作内容やわからないことが起きた時の解決の方法を表示する「ヘルプ」機能を設けた。本体サイズは幅327×奥行き247×高さ87mm、重さは2.6kg。リモコンと収納や持ち運びに便利なソフトキャリングケースが付属する。

 なお、発売記念キャンペーンとして、机上設置と掛図使用が可能な50型相当の携帯型スクリーンをセットにしたスクリーンセットモデル「EMP-S4SP」を限定3000台で発売する。価格はオープンで、実勢価格は通常モデルと同じ9万円台後半の見込み。