セイコーエプソン、A6サイズで超高精細表示の電子ペーパーを開発
セイコーエプソン(花岡清二社長)は6月12日、プラスチック基板を用いたA6(7.1インチ対角)サイズの電子ペーパーの開発に成功したと発表した。厚さは0.47mm。
セイコーエプソン(花岡清二社長)は6月12日、プラスチック基板を用いたA6(7.1インチ対角)サイズの電子ペーパーの開発に成功したと発表した。厚さは0.47mm。
独自開発の回路基板転写技術「SUFTLA」などの技術を駆使し、電子ペーパーとしては世界最高レベルのQuad-XGA(1536×2048画素)の解像度を実現。同時に、開発試作品では2インチ程度だった画面サイズをA6まで大型化した。「SUFTLA」は、ガラス基板上に形成したLTPS-TFT(低温ポリシリコンTFT)をプラスチック基板に転写する独自の実装技術。
コントラスト比は10と、紙へ印刷した場合と同等の視認性を確保。また、電源を切っても表示が消えないメモリー性を持ち、表示を維持するための電力を不要とした。また、情報書き換え時も最大駆動電圧6Vの低電圧で駆動できることを実証、ディスプレイ単体で非常に小さな電力で駆動できるという。表示方式には米イーインク社が開発した「電気泳動方式」を採用しており、電圧をかけ白と黒の粒子を移動させることで文字やグラフィックを表示する。
同社は低消費電力、省スペースの電子デバイスの開発、製造に取り組んでおり、なかでも薄く、軽く、しなやかに曲がるフレキシブルデバイスの研究開発に力を注いでいる。今後は、今回開発した電子ペーパーについて、電子書籍などさまざまな応用展開を探りながら、実用化レベルでの技術確立と事業化を目指して研究開発を進める計画。
セイコーエプソン(花岡清二社長)は6月12日、プラスチック基板を用いたA6(7.1インチ対角)サイズの電子ペーパーの開発に成功したと発表した。厚さは0.47mm。
独自開発の回路基板転写技術「SUFTLA」などの技術を駆使し、電子ペーパーとしては世界最高レベルのQuad-XGA(1536×2048画素)の解像度を実現。同時に、開発試作品では2インチ程度だった画面サイズをA6まで大型化した。「SUFTLA」は、ガラス基板上に形成したLTPS-TFT(低温ポリシリコンTFT)をプラスチック基板に転写する独自の実装技術。
コントラスト比は10と、紙へ印刷した場合と同等の視認性を確保。また、電源を切っても表示が消えないメモリー性を持ち、表示を維持するための電力を不要とした。また、情報書き換え時も最大駆動電圧6Vの低電圧で駆動できることを実証、ディスプレイ単体で非常に小さな電力で駆動できるという。表示方式には米イーインク社が開発した「電気泳動方式」を採用しており、電圧をかけ白と黒の粒子を移動させることで文字やグラフィックを表示する。
同社は低消費電力、省スペースの電子デバイスの開発、製造に取り組んでおり、なかでも薄く、軽く、しなやかに曲がるフレキシブルデバイスの研究開発に力を注いでいる。今後は、今回開発した電子ペーパーについて、電子書籍などさまざまな応用展開を探りながら、実用化レベルでの技術確立と事業化を目指して研究開発を進める計画。