日立マクセル、世界初のHD DVD-Rディスクを7月に発売、秋には「-RW」も
日立マクセル(角田義人執行役社長)は6月8日、次世代DVDディスクのHD DVDで追記型ディスクの「HD DVD-R」、書き換え型の「HD DVD-RW」、データ用ブルーレイディスク(BD)で追記型の「BD-R」、書き換え型の「BD-RE」を7月5日以降、順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。
「HD DVD-Rディスク」は高精度スタンパをはじめ、青紫色レーザー光に対し内周から外周まで安定した記録を行う有機色素、高度な光学特性を持つディスク基板などを使って世界で初めて製品化した。片面1層で15GBの容量のディスクでデジタルハイビジョン映像が75分録画できる。
片面1層で容量15GBの「HD DVD-R」、片面2層30GBの「HD DVD-R DL」を販売。実勢価格は片面1層タイプが2000円前後の見込み。
「HD DVD-RWディスク」もHD DVD-R同様の技術や材料を使い、安定した記録や再生ができるようにした。論理フォーマットなどが未定のため、規格が決定次第、秋以降をめどに発売する予定。
データ用BDでは「BD-R」「BD-RE」ともに無機記録膜を採用し、高密度で記録ができる。また、記録膜成分組成を調整し、2倍速の記録にも対応可能にした。
「BD-R」では片面1層25GBタイプ、片面2層50GBタイプ(DL)、「BD-RE」でも片面1層25GBタイプ、片面2層50GBタイプ(DL)を発売。実勢価格は「BD-R」の片面1層タイプが2000円前後、「BD-RE」の片面1層タイプは2500円前後の見込み。