シマンテック、PC利用のストレス調査、半数が「バックアップしていない」
シマンテック(木村裕之社長)は6月8日、今年4月初旬に実施した「パソコン利用時におけるストレス」に関する実態調査結果について発表した。
調査結果によると、回答者は平均約20GBのデータを保存しているが、「面倒だから」や「やり方が分からない」という理由で、約半数がバックアップを行っていないことが分かった。また、PCの処理能力が遅いと不満を持っているにも関わらず、40%のユーザーがとくに対策していないことも明らかになった。一方、「セキュリティにおけるストレス」の設問においては、「ウィルスやスパイウェアなどのプログラム侵入が心配」と答えたユーザーが全体の約40%を占めた。
田上利博・SMB&エンタープライズマーケティング部セグメントマーケティングマネージャは、2005年下半期(05年7月ー12月)に発表した「インターネットセキュリティ脅威レポート」で、悪意あるコードの報告件数トップ50のうちの80%が個人情報などの機密情報を脅かす可能性があるものであったことを問題視。「脆弱性が発見されるタイミングが早くなっている『ゼロDAYアタック』から『ゼロHOURアタック』と呼び方も変わっているほどだ。ウィルスやスパイウェアの攻撃に備え、今まで以上にバックアップは必要になるだろう。今後はノートン360でユーザーが感じるストレスを解決できると自負している」と述べた。
同調査はインターネット利用歴3年以上の経験を持つ15歳から60歳以上の男女1100人を対象に実施。パソコン利用、データ保存、バックアップなど使用状況やストレスなどを調べた。