東芝、薄さ9.5mmで200GBの2.5型垂直磁気記録方式HDD、8月から量産へ
東芝(西田厚聰社長)は6月5日、最大記憶容量200GB(ギガバイト)の2.5型磁気ディスク装置(ハードディスクドライブ)「MK2035GSS」を製品化し、8月から量産すると発表した。200GBの記憶容量は、2.5型HDDとしては業界最大。
垂直磁気記録方式を採用することで、世界最高の面記録密度277.1Mビット/平方mm(178.8Gビット/平方インチ)を達成。ヘッド部には高性能垂直磁気ヘッドを、磁気ディスクには最新技術を採用した垂直磁気記録媒体を用いた。高密度化による磁気ディスク2枚構成によって9.5mmの薄さも実現しており、ハイエンドタイプのノートPCのさらなる薄型化、軽量化が期待できる。外形寸法は幅69.85×奥行き100.0×高さ9.5mm。
同社は、05年5月に世界で初めて垂直磁気記録方式を採用した1.8型HDDを製品化。今後は、0.85型HDDにも垂直磁気記録技術を採用するなど小型磁気ディスク装置の差異化を図り、売り上げ拡大を目指す。