ニコン、プロ用デジタル一眼「D2Xs」、新バッテリーで3800コマ撮影が可能に

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2006/06/01 19:28

 ニコン(苅谷道郎社長)は6月1日、プロ用デジタル一眼レフカメラ「ニコンD2Xs」を6月29日に発売すると発表した。「D2X」の後継機種で、新型バッテリーでクラス最多となる撮影コマ数を実現し、オートフォーカス(AF)機能を向上したのが特徴。価格はオープンで、実勢価格は50万円前後の見込み。

 ニコン(苅谷道郎社長)は6月1日、プロ用デジタル一眼レフカメラ「ニコンD2Xs」を6月29日に発売すると発表した。「D2X」の後継機種で、新型バッテリーでクラス最多となる撮影コマ数を実現し、オートフォーカス(AF)機能を向上したのが特徴。価格はオープンで、実勢価格は50万円前後の見込み。

 有効画素数1240万画素のCMOSセンサーを搭載。新開発の大容量リチウム・イオンバッテリーを採用することで、1回の充電で約3800コマの撮影を可能にした。約2600コマだった「D2X」に比べ、1000コマ以上多く取れるようになった。モニターには約23万画素、水平・垂直170度の広い視野角を持ち、斜めからも見やすい2.5型の大型低温ポリシリコンTFT液晶を装備する。

 アルゴリズムの見直しなどで、コントラストが低い被写体でも安定したピント合わせができるなど、AFでの被写体捕捉率と追尾能力の向上も図った。また、被写体がフォーカスエリアを外れた場合でもレンズ駆動することなくピントを合わせ続けるAFロックオン機能で「強い」「標準」「弱い」「OFF」を選択できるようにした。

 ISO感度は100-800の間で設定が可能で、約2段まで増感も行える。感度自動制御の上限を、ISO200、400、800から選択できる「制御上限感度」、露出モードがオートプログラム、絞り優先の時には1/250-1秒の間で最低速のシャッタースピードを設定できる「低速限界設定」も新たに追加した。同時発売する「画像真正性検証ソフトウェア」にも対応している。