日本HP、情報管理機能を強化した企業向けA4スリムノートPC2機種

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2006/05/30 10:47



 日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は、A4スリムサイズの企業向けノートパソコン2機種3モデルを発売した。データ保護やセキュリティなどの情報管理機能を強化したのが特徴。

 ラインアップは、目的や予算に合わせてカスタマイズ可能なエントリーモデル「HP Compaq nx6310/CT Notebook PC(nx6310/CT)」、新旧多数のインターフェイスを備えた上位機種の固定仕様モデル「HP Compaq nx6320 Notebook PC(nx6320)」、そのカスタマイズ対応モデル「HP Compaq nx6320/CT Notebook PC(nx6320/CT)」の3モデル。価格は、カスタマイズモデル「nx6310/CT」が7万3500円から、「nx6320/CT」が8万7990円から。固定仕様の「nx6320」は、CPUやメモリ、無線LANの有無などによって違う計4モデルを用意する。価格は9万4290円-14万6790円。

 全機種とも、最新のモバイル インテル 945GM/945GML Expressチップセットを搭載。また、複数のセキュリティ機能を一元管理できるセキュリティアプリケーション「HP Protect Toolsセキュリティマネージャ」の機能を広げ、光ドライブやUSBポートの無効化などの機能を追加した。HDD内のデータを完全消去できる「HPディスククリーナ」や、CDやDVD、ネットワークドライブなどにHDDイメージをバックアップできる「HP Backup and Recovery Manager」などのソフトウェアも搭載する。

 このほか、機種によって異なる電力を自動調整するACアダプタを採用し、導入コストやスペアパーツ管理コストを抑えられるようにした。国内環境規格「J-Moss」と欧州環境規格「RoHS指令」にも対応する。

 エントリーモデル「nx6310/CT」は、最大4GBのメモリを搭載でき、CPUにデュアルコアの「インテル Core Duo」を選択することも可能。きょう体も薄く2.8kgと軽量なため、オフィス内モバイル機としても活用できる。

 上位モデル「nx6320」「nx6320/CT」は、シリアル、パラレルインターフェイスをはじめ、1つのスロットで7種類のメモリカードに対応する「7in1メディアスロット」、次世代PCカード規格「Expressカードスロット」などを装備する。またきょう体フレームにはマグネシウム合金を、パームレストには防弾・防爆素材の「レキサン」を採用し、堅牢性と外観の維持を実現した。カスタマイズ対応モデル「nx6320/CT」は、6月中旬から指紋認証センサーの搭載にも対応する。