YKK AP、おサイフケータイが玄関の鍵になる電気錠システム「ケータイキー」
YKK AP(吉田忠裕社長)は、「おサイフケータイ」を玄関の鍵として使用できる電気錠システム「ケータイキー」を発売した。「おサイフケータイ」を扉外部に取り付けられているリーダー部にかざすだけで、ドアの施錠と解錠ができる。
「おサイフケータイ」を持っていない人向けに、「FeliCa」を搭載した非接触式ICカードも1枚標準で添付し、おサイフケータイ同様、鍵として使用できるようにした。利用にあたっては、まず「おサイフケータイ」から所定のサイトにアクセスし、キーIDをダウンロード購入して「ケータイキー」のシステムに登録する。
鍵となる「おサイフケータイ」とICカードは、合計で最大20個まで登録できる。また、停電時に帰宅した際、外部に締め出されることを考慮して、3時間以内であれば2回程度の解錠が可能な「停電時解錠機能」を装備した。室内側2か所に設置した電動サムターンでピッキング犯罪も防止する。
対応エントランス商品は、玄関ドアの「ヴェナート」「プロント」と、スライディングドアの「コンコード」。「おサイフケータイ」の対応機種は、NTTドコモの506ic、902i、901is、901ic、900icシリーズ。ボーダフォンの「おサイフケータイ」対応の全機種にも対応する予定。
基本システムの価格は、「ヴェナート」と「プロント」が15万7500円、「コンコード」が18万3750円となっている。追加ICカードは6825円。別途、ドア本体、組立代・搬入費・施工費などが必要。