エクストラ、ネット接続機能を持つ日本初の音声点字PDA
エクストラは、点字入出力方式の音声・点字PDA(携帯情報端末)「ブレイルセンス」日本語版を5月29日に発売する。価格は63万円。個人向けには15%割引する優待制度も用意している。
「ブレイルセンス」は、6点入力キーボード、32マス点字ディスプレイ、音声入出力機能を装備し、ワープロ、電子メール、インターネットブラウザ、DAISYプレイヤー、メディアプレイヤーなどの機能を有するWindows CE搭載したPDA。10Base-Tに対応し、国内では初めてネットワーク接続機能を搭載したのが特徴。
ハードウェアを提供する韓国・HIMS社と静岡県立大学・石川准教授との共同研究により、日本語版ソフトウェアを開発。持ち運びでき、いつでもどこでもユーザーのニーズに合わせて使用することができる。視覚障害者や盲ろう者の情報環境はPCの普及で改善されてきたが、場所は職場や家庭内に限られ、これまではどこでも利用できるという状況ではなかった。
本体サイズは幅25×奥行き14.5×高さ4.5cm、重さは1.3kg。CPUはインテル X-Scale(PXA255)を採用し、メモリ容量は64MB。64MBのフラッシュメモリを内蔵し、コンパクトフラッシュ、USBメモリで拡張が可能。