IPAとNECなど、「ビジネスグリッド推進コンソーシアム」設立

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2006/05/11 11:50



 独立行政法人情報処理推進機構(IPA、藤原武平太理事長)、NEC(矢野薫社長)、日立製作所(古川一夫社長)、富士通(黒川博昭社長)は5月11日、ビジネスグリッド技術を活用した情報システムの運用を高度化・効率化する技術研究と関連技術の標準化を推進するため、同日付けで「ビジネスグリッド推進コンソーシアム」を設立した。

 同コンソーシアムでは、経済産業省の「ビジネスグリッドコンピューティングプロジェクト」で開発したビジネスグリッド技術をベースに、標準化活動の推進や、幅広いユーザーニーズを取り込んだ新技術の開発、実践的なグリッド利用拡大などに取り組む。また、ビジネスグリッド技術に関心のあるベンダーやSI事業者、ユーザー企業、研究機関などにも同コンソーシアムへの参加を呼びかけ、広くビジネスグリッド技術の利活用を推進する。

 事務局はIPA内に置く。原則として会費は無料。ビジネスグリッド関連技術の早期普及を目指し、技術提供者、サービス提供者、サービス利用者それぞれの立場から、その成果の普及・促進活動を行うことで、ビジネスグリッド市場の発展を支援していく。

 なお、今回のコンソーシアム設立にともない、03年度から05年度末まで、3年間にわたって「ビジネスグリッドコンピューティングプロジェクト」で開発した成果をWebサイトで公開する。