ニコン、往年の名機「ニコン F」をメガネフレームで復活
ニコン(苅谷道郎社長)の子会社、ニコンアイウェア(羽中田政樹社長)は4月13日、メガネフレーム「ニコン F(エフ)」6モデル21種類を、4月15日に発売すると発表した。年間販売3万本を見込む。価格はオープンで実勢価格はいずれも7万円前後。
商品名の「ニコン F」は、同社が1959年に発売した一眼レフカメラ「ニコンF」からとったもの。同社のフラッグシップモデルとなる一眼レフカメラの初号機で、以後、Fに1桁の数字を加えたシリーズとして引き継がれ、最新モデルの「ニコンF6」は現在も販売を続けている。
一方メガネフレームの「ニコン F」は、紳士向けのフレームの最上位ブランド。一眼レフカメラで培った高品質・高級というイメージが製品コンセプトと合致することから、製品名として採用した。
テンプルのバネ機構に、軽量で強度の高いチタンと弾力性に優れたゴムメタルのハイブリッド加工を採用しており、かけはずしを繰り返してもフレームが変形しにくく、フィット感を維持できるのが特徴。
また、ゴールド、シルバーベースのフレームには、従来の同社製品に比べ3倍厚のメッキ処理を施し耐久性を向上させた。一方、ブラウン、グレーベースのフレームには、汚への耐性を高めるためフッ素樹脂コートを施した。
同社では、一眼レフカメラ「ニコンF」を知っている世代の「40台後半から60台の男性がターゲット」(広報)としている。