日立、地デジを全搭載した「Prius」Rシリーズ、HDDは320GBでVistaにも対応
日立製作所ユビキタスプラットフォームグループ(江幡誠グループ長)は4月12日、地上デジタルTVチューナーを全モデルに搭載したPC「Prius」Rシリーズ5モデルを4月22日から順次発売すると発表した。価格はすべてオープン。
スリムデスクトップ型の「Prius Air」シリーズ3モデルと液晶一体型の「Prius One」シリーズ2モデルで、自社製地上デジタル専用チューナーLSI「BroadGear」を採用し、パネル特性に合わせた表示制御部など映像に関するノウハウを投入するなどして画質の向上を図った。さらに全機種に320GBのHDDを搭載。デジタルハイビジョン映像で最大約27時間、デジタル標準テレビ映像で最大約51時間録画できるなど、録画機能も充実させた。
「Prius Air」はスリムデスクトップ型PCで、2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載した。上位モデルの「Prius Air typeR AR35R1R」は26型ワイドのS-IPS液晶ディスプレイを搭載し、斜めからの視聴でも美しい映像を楽しめるようにした。実勢価格は34万円前後の見込み。「Prius Air」の単体モデルとして「Prius Air typeG」でOfficeをプリインストールした「AR32G1R」と、Office未搭載の「AR31G1R」の2モデルを用意。実勢価格は「AR32G1R」が18万円前後、「AR31G1R」が16万円前後の見込み。
液晶一体型の「Prius One」は20型ワイド液晶を搭載した「Prius One typeW AW35W1R」と17型液晶を搭載した「Prius One typeS AW33S1R」の2モデル。上位モデルの「AW35W1R」には「エコ・ポン・パッ」機能を搭載し、リモコンの電源を入れると約5秒で地上デジタル放送の視聴ができる。実勢価格は27万円前後、「AW33S1R」は23万円前後の見込み。
全モデルでマイクロソフトの次期OS「Windows Vista」に対応している。