PCA、新会社法対応の中堅・中小企業向け財務会計パッケージソフトを発売

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2006/04/11 10:10



 ピー・シー・エー(PCA、大炊良晴社長)は、中堅・中小企業向け財務会計パッケージソフトの最新版「PCA会計8V.2」シリーズと小規模法人向け財務会計パッケージソフト「経理じまん8V.2」を「新会社法」対応版として4月28日から出荷開始する。

 「PCA会計8V.2」シリーズ、「経理じまん8V.2」ともに、5月1日に施行される「新会社法」に準拠した財務会計ソフト。

 同法の施行に伴い、会計処理の方法や表示方法などが大幅に変更される。貸借対照表の資本の部が純資産の部に変更されるほか、損益計算書の当期純利益の次から当期未処分利益までの記載がなくなり、利益処分案、利益処分計算書が廃止され、株主資本等変動計算書が追加されるなど、商法改正の総仕上げともいえる内容となる。

 株式会社や合資会社、合名会社など会社形態の企業はすべて「会社法」の対象となり、会計システムのリプレイスなど会計処理にも大きな影響がある。また、06年5月終了事業年度より適用されるため、5月以降に決算を迎える企業は「会社法」計算規則に沿った会計処理を行うことが求められる。

 企業の経理担当者は新会社法で、従来の業務処理の変更とともに業務負荷が増加することが予想され、PCAにも多くの問い合わせがあった。そこで同社では会社法施行にあわせ、新たに対応版となるソフトを提供することにした。

 価格は、「経理じまん8V.2」が4万1790円、「PCA会計8V.2 システムA」が15万7500円、「PCA会計8V.2 システムB」が26万2500円、「PCA会計8V.2 EasyNetwork」が37万800円、「PCA 会計8V.2 with SQL」が37万8000円から。

 PCAでは2つのソフトを今後1年間で、新規導入で5000法人、既存顧客のバージョンアップ導入で5万法人を目標に掲げており、財務会計ソフトウェア市場でのシェア拡大を目指す。