アップル、HDビデオ制作ソフト「Final Cut Studio」をユニーバーサル化
アップルコンピュータは、インテルCPUを搭載したMacintoshでネイティブに動作するHDビデオ制作用統合ソフト「Final Cut Studio5.1」を発売した。価格は12万8000円。
「Final Cut Studio5.1」は、プロ向けビデオ編集ソフト「Final Cut Pro 5」、リアルタイムのデザインエンジンを搭載した、モーショングラフィックス制作ソフト「Motion 2」、高機能DVDオーサリングソフト「DVD Studio Pro4」、オーディオ編集ソフト「Soundtrack Pro」を一つにまとめたパッケージ。
今回、Macintosh本体のCPU移行に対応するため、ソフトのUniversal化を行い、インテルのCPU、従来のPowerPCの両方でネイティブに動作できるようにした。このため、インテル製CPUを搭載したノートブックPC「MacBook Pro」で使用した場合、従来と比較して最大2.5倍高速で処理できるようになったという。同社がプロ向けと位置づけるソフトでは、音楽制作ソフト「Logic Pro 7.2」に続く、Universal化となる。
なお、「Final Cut Studio」の登録ユーザーは6000円でUniversalバージョンにクロスグレードできる。このほか、「Final Cut Pro、Soundtrack Pro、Motion、DVD Studio Pro」のスタンドアローンバージョンのユーザーは1万2300円-7万5000円で、「Final Cut Studio」のUniversalバージョンにアップグレードができる。