スピーシーズ、しゃべって踊れる人型ロボ、コンテンツ次第で自由自在
インターネットからコンテンツをダウンロードし、クイズを出したり音楽に合わせて踊る、身長33cmの人型ロボットが9月上旬にも一般けに19万円で登場する。スピーシーズ(春日知昭代表取締役)は4月3日、世界初の人型エンタテイメントロボット「ITR」を発表、ロボットのデモに加え、今後のビジネスモデルを紹介した。
インターネットからコンテンツをダウンロードし、クイズを出したり音楽に合わせて踊る、身長33cmの人型ロボットが9月上旬にも一般けに19万円で登場する。スピーシーズ(春日知昭代表取締役)は4月3日、世界初の人型エンタテイメントロボット「ITR」を発表、ロボットのデモに加え、今後のビジネスモデルを紹介した。
「ITR」は、Internet Renaissance Robotの略。身長は33cm、体重は1.5kg。2つのスピーカー、5つのスイッチに加え、両手部・胸部には合計168個のLED表示器を装備する人型のロボットだ。無線LANを通じてインターネットに接続し、ロボット用の番組コンテンツを自在にダウンロードし再生できる。単に音を流すだけでなく、身振り手振りを交えて表現できるのが特徴。
発表会では、クイズ番組のデモを実施した。ロボットが身振り手振りを交え問題を出題し、右手と左手それぞれに「○」「×」を表示。正解と思う手のスイッチを触れると、答えを解説付きで教えてくれる。また、かわいらしいしぐさにでロボットがダンスをしながら広告を「話す」様子も披露した。
ロボットの性別や話す言語、踊る・歩くといった動きはすべてコンテンツでコントロール。春日代表取締役は「ITRはラジオ、テレビ、PC、携帯電話に次ぐ“第5のメディア”として位置づけ、一般家庭への普及を目指す」と意気込みを語る一方、「音声認識やカメラの搭載は当面考えていない」と、現時点では「プレーヤー」としての楽しみ方を提供していく方針を示した。
コントロール用の言語には、同社開発のHTMLに似た「RTML」(Robot Transaction Markup Language)を採用。さまざまな情報をロボットの動きで表現する「モーションブラウザ」、感情を表現する「SYGSA(しぐさ)ライブラリ」機能を駆使することで、セリフに動きや音楽を組み合わせて表現する可能となった。また、携帯電話によるリモコン機能も搭載している。
ロボット用に提供するコンテンツは、ニュース、天気予報といった総合番組や音楽、教養、バラエティ、報道などのジャンルを想定。「さらにCMなしの有料番組やCMのみのコンテンツも展開していく」(春日代表取締役)予定。
コンテンツ開発を含め、さまざまな協力を得るため、5月末に300台限定で開発業者向けのキットを50万円で発売。春日代表取締役は「すべてを当社でやるのは無理。協力会社の存在は必要不可欠なため、オープンなプラットフォームを提供しコンテンツ・技術でさまざまな企業と協力関係を築くことでITRの用途を広げていきたい」と抱負を語った。さらに、「ロボットを映画やテレビに出演させるキャラクタービジネスへの応用も検討している」とした。
一般向けには、9月上旬に1体19万円で発売し、5本の有料コンテンツを付属する予定。「個人で買ってもらうには20万円を切る価格帯が一つの目標だった」とし、「年内には50コンテンツ・累計3000台、07年には200コンテンツ・累計1万台、08年には300コンテンツ・累計3万台の販売を目指す」。
CPUには双葉電子工業のRPU-50を採用し、インターフェースにはminiSD、RS485、USB、シリアル、Audioを備えている。電源は、内蔵のリチウムポリマ電池で、ACアダプタで充電する。
インターネットからコンテンツをダウンロードし、クイズを出したり音楽に合わせて踊る、身長33cmの人型ロボットが9月上旬にも一般けに19万円で登場する。スピーシーズ(春日知昭代表取締役)は4月3日、世界初の人型エンタテイメントロボット「ITR」を発表、ロボットのデモに加え、今後のビジネスモデルを紹介した。
「ITR」は、Internet Renaissance Robotの略。身長は33cm、体重は1.5kg。2つのスピーカー、5つのスイッチに加え、両手部・胸部には合計168個のLED表示器を装備する人型のロボットだ。無線LANを通じてインターネットに接続し、ロボット用の番組コンテンツを自在にダウンロードし再生できる。単に音を流すだけでなく、身振り手振りを交えて表現できるのが特徴。
発表会では、クイズ番組のデモを実施した。ロボットが身振り手振りを交え問題を出題し、右手と左手それぞれに「○」「×」を表示。正解と思う手のスイッチを触れると、答えを解説付きで教えてくれる。また、かわいらしいしぐさにでロボットがダンスをしながら広告を「話す」様子も披露した。
ロボットの性別や話す言語、踊る・歩くといった動きはすべてコンテンツでコントロール。春日代表取締役は「ITRはラジオ、テレビ、PC、携帯電話に次ぐ“第5のメディア”として位置づけ、一般家庭への普及を目指す」と意気込みを語る一方、「音声認識やカメラの搭載は当面考えていない」と、現時点では「プレーヤー」としての楽しみ方を提供していく方針を示した。
コントロール用の言語には、同社開発のHTMLに似た「RTML」(Robot Transaction Markup Language)を採用。さまざまな情報をロボットの動きで表現する「モーションブラウザ」、感情を表現する「SYGSA(しぐさ)ライブラリ」機能を駆使することで、セリフに動きや音楽を組み合わせて表現する可能となった。また、携帯電話によるリモコン機能も搭載している。
ロボット用に提供するコンテンツは、ニュース、天気予報といった総合番組や音楽、教養、バラエティ、報道などのジャンルを想定。「さらにCMなしの有料番組やCMのみのコンテンツも展開していく」(春日代表取締役)予定。
コンテンツ開発を含め、さまざまな協力を得るため、5月末に300台限定で開発業者向けのキットを50万円で発売。春日代表取締役は「すべてを当社でやるのは無理。協力会社の存在は必要不可欠なため、オープンなプラットフォームを提供しコンテンツ・技術でさまざまな企業と協力関係を築くことでITRの用途を広げていきたい」と抱負を語った。さらに、「ロボットを映画やテレビに出演させるキャラクタービジネスへの応用も検討している」とした。
一般向けには、9月上旬に1体19万円で発売し、5本の有料コンテンツを付属する予定。「個人で買ってもらうには20万円を切る価格帯が一つの目標だった」とし、「年内には50コンテンツ・累計3000台、07年には200コンテンツ・累計1万台、08年には300コンテンツ・累計3万台の販売を目指す」。
CPUには双葉電子工業のRPU-50を採用し、インターフェースにはminiSD、RS485、USB、シリアル、Audioを備えている。電源は、内蔵のリチウムポリマ電池で、ACアダプタで充電する。