各局美人アナがワンセグ開始で勢ぞろい、新宿で記念イベント
4月1日、携帯・移動体向け地上デジタル放送「ワンセグ」が全国29都府県でスタートした。これを記念して、JR新宿駅東口アルタ前の新宿ステーションスクエアで、NHKと民放キー局の女性アナウンサー6名が登場し「ワンセグサービススタート記念イベント」が開催された。
4月1日、携帯・移動体向け地上デジタル放送「ワンセグ」が全国29都府県でスタートした。これを記念して、JR新宿駅東口アルタ前の新宿ステーションスクエアで、NHKと民放キー局の女性アナウンサー6名が登場し「ワンセグサービススタート記念イベント」が開催された。
イベントでは、「地上デジタル推進大使」として地上デジタル放送の広報活動を行っている、NHKと民放キー局の女性アナウンサー6名がワンセグをPR。さらにステージ横にはワンセグに対応した携帯電話とノートパソコンが展示され、各メーカーのスタッフが、実際に受信しているクリアな映像を見せながら説明する姿も見られた。
ステージに登場したのは、NHKの島津有理子アナ、日本テレビの馬場典子アナ、テレビ朝日の丸川珠代アナ、TBSの竹内香苗アナ、テレビ東京の森本智子アナ、フジテレビの中村仁美アナの6名。ワンセグの特徴、仕組みについて説明したあと、各局のサービスについてそれぞれが紹介した。
サービス開始を高らかに宣言する「地上デジタル推進大使」の6名
まず、NHKの島津アナが携帯電話で視聴する場合を例に、「携帯電話がそのまま地上デジタルテレビになる」と説明。続いて各局のアナウンサーがそれぞれワンセグの特徴などを解説した。また、「データ放送」を受信することで、常に最新のニュースを取得できる点をアピールしたり、ワンセグをテレビの枠を超えた新しい情報ツールと位置づけたりと、推進大使らしさを披露した。
データ放送は通常、テレビ番組画面の下部に表示される。料金に関しては番組やデータ放送の受信は無料だが、携帯電話の通信機能を利用した双方向サービスを利用する時は、パケット通信料などの費用が発生すると注意を促す場面も。しかし、費用がかかる場合、事前にお知らせ画面に警告を表示するので、知らずに多額のパケット代が請求されるような危険性はないと、すかさずフォローも入った。
テレビ番組でワンセグの独自番組が放送できるようになるのは、早くても08年以降。それまでは固定テレビと同じ番組が放送されるため、ワンセグ独自のコンテンツはデータ放送部分のみとなる。続く各局アナによる自局番組の特色紹介でも、それぞれが行うデータ放送の内容が中心となった。
イベント会場での対応端末の展示。一部は実際に触って放送を見ることも出来た
口火を切ったNHKの島津アナは、「あなたのてのひらにNHK」というキャッチフレーズとともに、ワンセグ独自のデータ放送として、ニュースや天気予報、台風・地震など避難情報などを提供すると説明。日本テレビの馬場アナは、通勤時間帯の朝の番組や野球中継を中心に、ワンセグならではのサービスを展開すると強調した。
テレビ朝日の丸川アナは、はじめに「テレビ朝日は地上デジタルでは5チャンネルになります。覚えてください」と呼びかけ、基本データ放送に加え、「テレビのチカラ」や新ドラマ「7人の女弁護士」などで番組と連動したデータ放送も行うとアピールした。
続いてTBSの竹内アナは、ワンセグ独自のデータ放送の目玉企画として、情報バラエティ番組「王様のブランチ」で取り上げたグルメや旅、音楽などの詳細を配信すると紹介。音楽番組「CDTV」でも、ワンセグ限定で独自の音楽情報を流すと説明した。会場で端末の操作説明にあたったあるスタッフは、TBSについて「もっともワンセグに力が入っている」と評価していた。
「12」から「7」にチャンネル番号が変わるテレビ東京の森本アナも、チャンネル番号の変更について触れてから、経済、旅、グルメなど、子どもから大人まで楽しめる番組について、テレビに連動したデータ放送を行うと話した。また、フジテレビの中村アナは、朝の情報番組や夕方のニュース、ドラマ、バラエティなどでデータ放送を行い、ドラマのあらすじが読めたり、プレゼントへの応募も可能になると紹介。最後に6名のアナウンサーが揃ってサービススタートを宣言し、約20分弱のイベントは終了した。
ボーダフォンの「905SH」試作機とauの「W41H」
(W41Hは、ビックカメラ有楽町店「ワンセグ体感コーナー」にて撮影)
ソニーのワンセグ対応ノートパソコン。現在、直販サイトなどでしか購入できないのは、「非対応地域で間違って購入されるとトラブルになるから」(スタッフ談)
4月1日、携帯・移動体向け地上デジタル放送「ワンセグ」が全国29都府県でスタートした。これを記念して、JR新宿駅東口アルタ前の新宿ステーションスクエアで、NHKと民放キー局の女性アナウンサー6名が登場し「ワンセグサービススタート記念イベント」が開催された。
イベントでは、「地上デジタル推進大使」として地上デジタル放送の広報活動を行っている、NHKと民放キー局の女性アナウンサー6名がワンセグをPR。さらにステージ横にはワンセグに対応した携帯電話とノートパソコンが展示され、各メーカーのスタッフが、実際に受信しているクリアな映像を見せながら説明する姿も見られた。
ステージに登場したのは、NHKの島津有理子アナ、日本テレビの馬場典子アナ、テレビ朝日の丸川珠代アナ、TBSの竹内香苗アナ、テレビ東京の森本智子アナ、フジテレビの中村仁美アナの6名。ワンセグの特徴、仕組みについて説明したあと、各局のサービスについてそれぞれが紹介した。
サービス開始を高らかに宣言する「地上デジタル推進大使」の6名
まず、NHKの島津アナが携帯電話で視聴する場合を例に、「携帯電話がそのまま地上デジタルテレビになる」と説明。続いて各局のアナウンサーがそれぞれワンセグの特徴などを解説した。また、「データ放送」を受信することで、常に最新のニュースを取得できる点をアピールしたり、ワンセグをテレビの枠を超えた新しい情報ツールと位置づけたりと、推進大使らしさを披露した。
データ放送は通常、テレビ番組画面の下部に表示される。料金に関しては番組やデータ放送の受信は無料だが、携帯電話の通信機能を利用した双方向サービスを利用する時は、パケット通信料などの費用が発生すると注意を促す場面も。しかし、費用がかかる場合、事前にお知らせ画面に警告を表示するので、知らずに多額のパケット代が請求されるような危険性はないと、すかさずフォローも入った。
テレビ番組でワンセグの独自番組が放送できるようになるのは、早くても08年以降。それまでは固定テレビと同じ番組が放送されるため、ワンセグ独自のコンテンツはデータ放送部分のみとなる。続く各局アナによる自局番組の特色紹介でも、それぞれが行うデータ放送の内容が中心となった。
イベント会場での対応端末の展示。一部は実際に触って放送を見ることも出来た
口火を切ったNHKの島津アナは、「あなたのてのひらにNHK」というキャッチフレーズとともに、ワンセグ独自のデータ放送として、ニュースや天気予報、台風・地震など避難情報などを提供すると説明。日本テレビの馬場アナは、通勤時間帯の朝の番組や野球中継を中心に、ワンセグならではのサービスを展開すると強調した。
テレビ朝日の丸川アナは、はじめに「テレビ朝日は地上デジタルでは5チャンネルになります。覚えてください」と呼びかけ、基本データ放送に加え、「テレビのチカラ」や新ドラマ「7人の女弁護士」などで番組と連動したデータ放送も行うとアピールした。
続いてTBSの竹内アナは、ワンセグ独自のデータ放送の目玉企画として、情報バラエティ番組「王様のブランチ」で取り上げたグルメや旅、音楽などの詳細を配信すると紹介。音楽番組「CDTV」でも、ワンセグ限定で独自の音楽情報を流すと説明した。会場で端末の操作説明にあたったあるスタッフは、TBSについて「もっともワンセグに力が入っている」と評価していた。
「12」から「7」にチャンネル番号が変わるテレビ東京の森本アナも、チャンネル番号の変更について触れてから、経済、旅、グルメなど、子どもから大人まで楽しめる番組について、テレビに連動したデータ放送を行うと話した。また、フジテレビの中村アナは、朝の情報番組や夕方のニュース、ドラマ、バラエティなどでデータ放送を行い、ドラマのあらすじが読めたり、プレゼントへの応募も可能になると紹介。最後に6名のアナウンサーが揃ってサービススタートを宣言し、約20分弱のイベントは終了した。
ボーダフォンの「905SH」試作機とauの「W41H」
(W41Hは、ビックカメラ有楽町店「ワンセグ体感コーナー」にて撮影)
ソニーのワンセグ対応ノートパソコン。現在、直販サイトなどでしか購入できないのは、「非対応地域で間違って購入されるとトラブルになるから」(スタッフ談)
■「ワンセグ」とは?
03年12月からはじまった地上デジタル放送(地デジ)を、携帯電話などのモバイル端末で視聴できるデジタル放送サービス。地上デジタル放送の6メガヘルツの帯域を13のセグメントに分け、固定テレビ用に12セグメントを使い、残りの一つを使って映像、音声、データを届ける仕組みから「1(ワン)セグメント放送」、略して「ワンセグ」と名づけられた。受信可能な端末は、携帯電話、ノートパソコン、ポータブルDVDプレーヤー、カーナビゲーションなど幅広い。06年4月現在、携帯電話ではNTTドコモの1機種、KDDI(au)の2機種が対応。ボーダフォンも6月をめどに対応端末を発売する予定となっている。通常のテレビ放送に加え、データ放送も行っており、携帯電話の通信機能を利用すれば双方向サービスも利用できる。
視聴可能エリアは地上デジタル放送の視聴エリアと原則的に同じ。デジタル放送のため、従来のアナログテレビのように画像の乱れが少なく、移動時しながらでも安定した映像が受信できる。まず29都府県でスタートしたが、この12月までには全国の主な地域で順次サービスを開始していく予定。
03年12月からはじまった地上デジタル放送(地デジ)を、携帯電話などのモバイル端末で視聴できるデジタル放送サービス。地上デジタル放送の6メガヘルツの帯域を13のセグメントに分け、固定テレビ用に12セグメントを使い、残りの一つを使って映像、音声、データを届ける仕組みから「1(ワン)セグメント放送」、略して「ワンセグ」と名づけられた。受信可能な端末は、携帯電話、ノートパソコン、ポータブルDVDプレーヤー、カーナビゲーションなど幅広い。06年4月現在、携帯電話ではNTTドコモの1機種、KDDI(au)の2機種が対応。ボーダフォンも6月をめどに対応端末を発売する予定となっている。通常のテレビ放送に加え、データ放送も行っており、携帯電話の通信機能を利用すれば双方向サービスも利用できる。
視聴可能エリアは地上デジタル放送の視聴エリアと原則的に同じ。デジタル放送のため、従来のアナログテレビのように画像の乱れが少なく、移動時しながらでも安定した映像が受信できる。まず29都府県でスタートしたが、この12月までには全国の主な地域で順次サービスを開始していく予定。