ドコモとローソン、「iD」決済をローソン全店導入へ、資本・業務提携で合意
NTTドコモ(中村維夫社長)とローソン(新浪剛史社長)は、ドコモによるローソンへの資本参加と業務提携を行うと発表した。
ドコモは、ローソンの発行済み株式総数の2%に当たる普通株式209万2000株を自己株式の譲受により約90億円で取得し資本参加する。取得日は4月14日の予定。
業務提携では、ドコモの決済機能付き携帯電話「おサイフケータイ」で買い物などができる、ケータイクレジット「iD」による決済サービスを4月30日までにローソンの約100店舗に先行導入。07年3月31日までに全店舗に導入する。また、ドコモのおサイフケータイをリーダー・ライターにかざすだけで情報を取得できる「トルカ」を利用し、ローソン店舗の販促情報などを提供するサービスを07年3月31日までにローソン全店舗に導入する。
そのほかにも、おサイフケータイを利用したローソン会員サービスの提供と会員サービスと「iD」の連携、「トルカ」を使った広告配信ビジネス、ローソン店舗内ATMの「iD」への対応、ローソンポイントとドコモコインなどの連携、ローソン店舗におけるドコモ受付業務の一部代行、おサイフケータイを使って深夜営業店舗の無人オペレーション構築などの協業も検討する。