富士フイルム、630万画素でISO3200の超高感度を実現した世界初のデジカメ

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2006/03/16 22:23

 富士写真フイルム(古森重隆社長)は3月16日、有効画素数630万画素で世界で初めてISO3200の超高感度撮影を実現したデジタルカメラ「FinePix F30」を、富士フイルムイメージング(田中康夫社長)から5月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで実勢価格は5万円前後の見込み。

 富士写真フイルム(古森重隆社長)は3月16日、有効画素数630万画素で世界で初めてISO3200の超高感度撮影を実現したデジタルカメラ「FinePix F30」を、富士フイルムイメージング(田中康夫社長)から5月下旬に発売すると発表した。価格はオープンで実勢価格は5万円前後の見込み。

 新たに開発したCCD「スーパーCCDハニカム VI HR」と、画像処理エンジン「リアルフォトエンジンII」を搭載。光をより効率的に捉えながら、解像度を損なわずに高い精度でノイズを検出、除去できるのが特徴。これによりISO3200の超高感度ながら低ノイズと高解像度を両立させた。夜景などの光量の少ないシーンや動きの激しいスポーツシーンの撮影で威力を発揮し、手ブレ・被写体ブレの少ない写真が撮影できる。

 また新たに「i(アイ)フラッシュ」も搭載。メインの被写体までの距離や画面内に占める被写体の大きさ、位置などを瞬時に認識、最適な発光量と感度を自動的に調整することで光量オーバーによる顔や衣服などの白とびを防ぐ。

 さらに、高感度と「iフラッシュ」の特性を活かし、一度シャッターを押すだけでノンフラッシュとフラッシュ撮影の2枚を連続して記録できる、独自の「高感度2枚撮り」機能も搭載した。

 液晶モニターは2.5型23万画素。バッテリーは1回の充電で最大約500枚撮影可能な長寿命タイプ。フジノン光学式3倍ズームでF2.8?F5と明るいレンズを搭載する。撮像素子は1/1.7型スーパーCCDハニカムHRで、記録メディアはxD?ピクチャーカード。また10MBのメモリも内蔵する。