PCA、最新の会計基準改正に対応した社会福祉法人向け財務会計ソフト
ピー・シー・エー(PCA、大炊良晴社長)は、保育所や介護老人福祉施設などの社会福祉法人向け財務会計ソフトの最新版「PCA 社会福祉法人会計V.3」を3月13日に発売する。
最新版では、05年1月の会計基準一部改正に準拠。新たに義務づけられた各種明細表を作成できる機能を搭載し、誰でも簡単に経理業務ができるようにした。また、「減価償却機能」と「伺書機能」を搭載し、固定資産の管理や、特殊法人特有の予算執行にともなう申請業務「伺書」の作成・管理にも対応した。
「減価償却機能」では、資産登録をすることで期首における帳簿価額を自動集計するほか、固定資産管理台帳や集計表など、会計基準で定められた管理資料を作成できる。「伺書機能」では、収入・支出別の目的に合わせて、事前に設定した「伺書」パターンに内容を入力して申請することができる。承認された「伺書」は、自動的に財務会計上のデータとして転送処理される。
このほか、借入金明細表や寄附金収入明細表など全9種類の明細を、エクセル上のテンプレートで出力・作成できる「明細表のEXCELテンプレート作成機能」、運用目的に合わせて必要な処理メニューだけを表示する「メニューエディタ機能」などを搭載する。
価格は、「PCA社会福祉法人会計V.3 システムA」が26万2500円、「同 システムB」が55万6500円、「同 EasyNetwork」が76万6500円、「同 with SQL」は76万6500円から。約3000社の販売代理店を中心に全国の社会福祉法人に向けて販売し、今後1年間で1000法人への導入を目指すとともに、特殊法人向け財務会計ソフト市場でのシェア拡大を狙う。