キングソフト、スパイウェア対策ソフトを無償で提供、3月14日から

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2006/03/01 17:49



 キングソフト(広沢一郎社長)は、スパイウェア対策ソフト「キングソフトアンチスパイ2006+」を3月14日から同社公式サイトで無償ダウンロード提供すると発表した。

 「キングソフトアンチスパイ2006+」は、パソコン利用者の個人情報を収集し、その情報を特定の情報収集者に送信したり、ブラウザのスタートページを勝手に書き換えたりする「スパイウェア」を駆除する専用ソフト。高速・完全・ユーザー定義の3種類から、スキャン方法の選択ができる。さらにアプリケーション情報のクリア、ファイルの完全削除、起動時のスタートアップ項目の設定を変更することも可能。

 また、同社および他社のアンチウイルスソフトとの併用でき、既存の環境にそのままインストールできるのも特徴。同社サイトでダウンロード提供を開始した後、「窓の杜」や「ベクター」などのダウンロードサイトでも、無償提供を行う予定。

 同社は中国キングソフトが05年3月に設立した日本法人。コンピュータウイルスとスパイウェア対策、パーソナルファイアウォール機能を搭載した総合セキュリティソフト「キングソフトインターネットセキュリティ2006」100万本の無償提供をスタートに日本市場に参入、この2月13日で100万本の提供をすべて終了した。

 無償提供について同社では「今回は本数や期限のない無償提供とした。競合他社のソフトと共存できるスパイウェア対策ソフトを無償で提供することで、さらに知名度を上げたい。また他の商品の購買を促進することも目的」(広報)としている。