寺岡精工、来店客が自分で清算するPOSレジ、203万円から
寺岡精工(寺岡和治社長)は、セルフスキャニングPOS(販売時点情報管理)システム「JOYPOS(ジョイポス)」を4月に発売する。価格は、203万円?300万円を予定する。
新製品は、2面スキャナの採用し、商品の読み取りの「右流し」「左流し」ともに対応するため、誰でも簡単にスキャニングが行える。スキャン前とスキャン後の商品重量を比較し、もしも違いがあれば警告を発するほか、内部には監視カメラを組み込み、不正を防止するなどセキュリティにも配慮した。現金、クレジット、電子マネー「Edy」など、さまざまな決済方法に対応する。
会計モードには、さまざまなキャラクターが登場して会計の説明をしてくれる「たのしくお会計」をはじめ、ムダを省いたシンプルなガイダンスの「すばやくお会計」、大きな文字と音声によるガイダンスや動画などでわかりやすく説明する「やさしくお会計」を用意。お客の利便性も図った。
設置面積は幅47×奥行き53cmで、従来のレジよりも専有面積を65%と削減、省スペースな設計に仕上げた。大型のキャスターも装備する。
「セルフスキャニングシステム」は、買い物客自らが商品のスキャンや精算、袋詰めを行うシステム。欧米では約10年前から導入されており、米国では現在、市場全体で5万5000台以上が稼動し、今後も普及が見込まれている。