カシオ、マニュアル撮影対応コンパクトデジカメ、810万画素で中級者向けに
カシオ計算機(樫尾和雄社長)は手ブレ補正やフラッシュなどの撮影機能を強化した薄型コンパクトデジタルカメラ「EXILIM ZOOM EX-Z850」を3月17日に発売する。価格はオープン。実勢価格は5万円前後。
「EX-Z850」はシャッタースピード優先モードや絞り優先モードなどのマニュアル撮影を充実させたカメラ。CCDは有効810万画素でレンズは光学3倍。画像処理回路に組み込んだ「Anti Shake DSP」機能で手ブレや被写体ブレを軽減する。MPEG-4方式、VGAサイズの動画撮影も可能で、動画撮影用の電子式手ブレ補正機能も装備する。
内蔵フラッシュライトは、12.1mまでの撮影が可能で、1秒あたり最大3枚のスピードでフラッシュ撮影ができる。また、暗い場所での撮影で静止画・動画の撮影やAF補助光としても使える白色LED(発光ダイオードの「撮影ライト」も搭載するなどフラッシュやライト機能も充実させた。
カシオでは中級者をターゲットに設定。コンパクトデジタルカメラのオート撮影機能だけでは飽き足らないユーザーの買い替えや一眼レフデジタルカメラユーザーのサブ機としての需要を見込み、月10万台の生産を目指す。