ニコン、音楽機能つきデジカメや手ブレ補正機能も、「COOLPIX」新モデルで
ニコン(苅谷道郎社長)は2月21日、コンパクトタイプのデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの新モデル5機種を発表した。2月下旬-3月上旬にかけて発売する。価格はすべてオープン。
スマートボディの「COOLPIX L3」、手ブレ補正機能の「COOLPIX P3」「COOLPIX P4」、画像を見ながら音楽が楽しめる薄型スリムボディの「COOLPIX S5」「COOLPIX S6」をラインアップした。
「COOLPIX L3」は人物が正面を向いていれば顔を自動認識してピントを合わる「顔認識AF」、赤目軽減の「アドバンスト赤目軽減」、逆光やフラッシュで写真の光量不足で暗くなった部分だけを検出して画像再生時に補正する「D-ライティング」で構成する「フェイスクリアー機能」を搭載。手軽にきれいな人物撮影ができるようにした。レンズは光学3倍でCCDは有効510万画素でモニターは2.0型液晶。曲面デザインと保持力の高いグリップを採用することで使い勝手も高めた。2月24日に発売。実勢価格は2万8000円前後。
「COOLPIX P3」「COOLPIX P4」は手ブレの動きをセンサーで検知し、レンズ内のブレ補正光学系を駆動することで抑える「VR(手ブレ補正)機構」を搭載。シャッタースピード3段分の手ブレ補正効果を得ることができる。CCDは有効810万画素でレンズは光学3.5倍。マニュアル操作で絞りを3分の1段ステップごとに10段階でセットできる「絞り優先オートモード」や「11点ワイドエリアフォーカス」機能なども装備する。
「COOLPIX P3」はIEEE802.11b/g規格に対応した無線LAN機能を内蔵しており、撮影した画像をPCに転送できるほか、ワイヤレスで直接プリンタから印刷することもできる。3月10日に発売し、実勢価格は「P3」が5万円前後、「P4」は4万5000円前後。
「COOLPIX S5」「COOLPIX S6」は撮影した画像や動画とカメラに内蔵する5曲の音楽をBGMにして自動的に組み合わせスライドショーを作成することができる。内蔵以外の曲もPCから3曲までSDメモリーカードに取り込みカメラで再生することも可能で、「モーション」「ムーディー」「スロー」「ファースト」「セピア」といった画像効果を使って再生を楽しめる。ズームレンズは光学3倍でCCDは有効600万画素。モニターは「S5」が2.5型、「S6」は3.0型のワイドアングル液晶モニター。
「S6」はIEEE802.11b/g規格に対応した無線LAN機能もそなえる。ボディカラーに「S5」はグロスシルバー、グロスホワイト、グロスレッド、「S6」ではグロスシルバー、グロスグレー、限定色のマットブラックを用意した。2月24日に発売する。実勢価格は「S5」が4万5000円前後、「S6」が5万円前後。