ソニー、デジカメ新サイバーショットで、手ブレや被写体ブレ対策など強化
ソニー(中鉢良治社長)は、「手ブレ」や「被写体ブレ」を防ぐ高感度撮影機能を備えたデジタルカメラ「サイバーショット」「DSC-W30」を3月10日に発売する。価格はオープン。実勢価格は3万円前後の見込み。
有効600万画素の1/2.5型CCDと、光学3倍ズームのカール ツァイス「バリオ・テッサー」レンズを搭載。また、ISO1000までの高感度撮影に対応し、自分の手の揺れで起こる「手ブレ」や、被写体が動くことで発生する「被写体ブレ」を防止する。感度を自動調節する「高感度モード」も備え、夜景や暗い室内でもフラッシュなしで撮影できる。さらに感度が高くなるほど発生しやすいノイズを抑える独自の信号処理技術も搭載。圧縮前のRAWデータに直接処理を行い、カラーノイズや輝度ノイズを抑えることで画質の低下を防いだ。
操作面では、撮影中にボタンを押すだけで再生モードに切り替わる「ダイレクト再生ボタン」、モニターの明るさを調整する「写真の明るさボタン」を独立して配置したほか、フラッシュ撮影やセルフタイマーなどの設定時、液晶画面にアイコンの説明を文字で表示する「機能ガイド」を内蔵するなど、初心者でも操作しやすいよう使い勝手を追求した。省電力化や大容量リチャージャブルバッテリーパックの使用で、1回の充電で約400枚の長時間撮影も実現している。ボディカラーはシルバー、ブルー、ホワイトを用意する。