ビクター、HDDで撮ってDVDで残す、HDD内蔵ムービーカメラと専用DVDライター
日本ビクターは、HDD内蔵型ビデオカメラ「Everio(エブリオ)」の新ラインアップ「GZ?MG77/67」を3月上旬に発売する。HDDに撮影した映像をパソコンなしで12cmDVDに直接保存できる、業界初の「ダイレクトDVD機能」を搭載した。同機能に対応する専用DVDライター「CU?VD10」も3月中旬に発売する。
「GZ?MG77/67」は、記録媒体に厚さ5mmの薄型1.8インチHDDを採用したハードディスクムービーカメラ。「GZ?MG77」は30GB、「GZ?MG67」は20GBのHDDを内蔵し、30GBモデルの場合で、DVD画質で約7時間10分、最大で約37時間30分撮影できる。また新たに、業界最高の明るいF1.2レンズ、ワイド液晶モニタなどを搭載するとともに、さらなる小型・軽量化やパソコンへのデータ転送速度の高速化を図った。CCDは1/3.9型218万画素CCDで、有効画素数は動画時123万、静止画時200万。
「ダイレクトDVD機能」は、新開発した「USBホスト/デバイスコントローラーLSI」の搭載により、USBケーブルで別売の専用DVDライターを接続すれば、パソコンを使わずに、オリジナルDVDが作成できる機能。同LSIは、転送速度の高速化にも寄与し、約1時間(ウルトラファインモードで約4GB)の撮影データを、USB2.0接続の場合で、約5分でパソコンに高速転送できるようにした。カラーは、クリアシルバー/プレミアムブラック/フローラルピンク/アクアブルー/ハーブグリーンの5色。
「CU?VD10」は、「ダイレクトDVD機能」を搭載した「Everio」専用のDVDライター。今のところ、「GZ?MG77/67」の2機種に対応し、付属のUSBケーブルでビデオカメラ本体とつなぐだけで、カメラ本体の操作でDVDを作成できる。ビデオカメラ付属のワイヤレスリモコンを使って操作することも可能。作成したDVDは、Everio本体の液晶モニタや、Everioと接続したTVモニタで視聴できる。
このほか、付属のデータライティングソフトを使えば、USB 2.0対応のパソコン用外付けDVD-RWドライブとしても使用できる。対応OSは、Windows XP/2000。
価格はすべてオープン。実勢価格は、「GZ?MG77」が14万円前後、「GZ?MG67」が13万円前後、「CU?VD10」が2万5000円前後の見込み。