ヴァージン、無着陸単独世界1周飛行を開始、1人乗りの超軽量機で記録に挑む
ヴァージン アトランティック航空(ヴァージン)は2月8日、ノンストップの最長飛行記録に挑戦するため、無着陸単独世界一周飛行をスタートしたと発表した。使用する飛行機は「グローバルフライヤー」。ターボファンエンジン一基を搭載した一人乗りの超軽量機で、航空機自重の4倍の燃料を搭載できるのが特徴。
操縦桿を握るのは冒険家のスティーブ・フォセット氏で、8日7時22分(米国時間)にフロリダのNASAケネディ宇宙センターから飛び立ち、80時間以内での単独世界一周を目指す。
飛行ルートはフロリダから北大西洋を横断し、北アフリカ上空を通過。さらに中東、インド、中国大陸上空を経て、日本上空も通過、太平洋を横断する。最後にメキシコ上空を通過、米国を横断して、再び大西洋上空を経てアイルランド経由で英国ケント国際空港へ着陸する予定。このルートで、これまで航空機やその他の飛行物体による最長記録を上回り、2万6912マイル(4万3311km)となる予定。