ヤマハ、USB接続のレコーディングミキサー、アナログの設計ノウハウ投入で
ヤマハ(伊藤修二社長)は、ミキサータイプのUSBオーディオインターフェースとSteinberg社製レコーディングソフトをパッケージにした、USBミキシングスタジオ「MW10」「MW12」を2月25日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は「MW10」が2万2000円前後、「MW12」が3万3000円前後の見込み。
パソコンとUSBケーブルでつないで使用するオーディオインターフェース。OSの標準的なオーディオドライバで動作し、簡単なセットアップで音楽制作を始めることができる。
豊富なミキシング機能と高音質実現するため、ミキサー部にアナログミキサーの設計ノウハウを投入。ファンタム電源が供給可能なマイク端子(MW10:4系統、MW12:6系統)、インサート端子、2TR IN端子、外部エフェクトなどを活用できるAUX端子など、パソコン中心の音楽制作環境をサポートする豊富な入出力端子を備える。
「MW10」「MW12」とも、ミキサー部は高級感のあるシルバー仕上げ。また、上位機種「MW12」では、ラックマウントが可能なアダプターを本体に内蔵した。ミキサーは、パソコンと接続しない場合でも通常のミキサーとしても使用できる。
ソフトウェアは、Steinberg社のシーケンスソフト「Cubase LE」を同梱。同ソフトをインストールし、「MW10」や「MW12」を接続すると、ハードディスクレコーディングの環境も整う。
「Cubase LE」は、最大48トラックのオーディオトラックを装備し、豊富なエフェクトで本格的な音楽制作が行えるのが特徴。ミックスしたオーディオファイルは、wave形式とmp3形式でも出力できる。そのため、オーディオCDづくりに加え、インターネットで公開する曲を制作したり、作った曲を携帯オーディオで再生したりすることもできる。
また、取扱説明書のなかには、録音作業に必要な操作手順をわかりやすく解説したクイックガイドを掲載した。音作り、ソフトウェアでの録音、最終的なミックスまでなど、レコーディングに関する一連の作業を順番に解説するとともに、必要な知識やノウハウもあわせて紹介する。
対応OSは、USBオーディオインターフェース、ソフトとも、Windows XPまたはMac OS 10.3.3以上。