高千穂交易、値札を無線で電子化する電子棚札システム、800万円から
高千穂交易(山村秀彦社長)は、フランスS.E.S.-ESL社と販売代理店契約を締結し、同社のSES電子棚札システムを発売した。
電子棚札システムとは、商品陳列棚の値札(棚札)を電子化したもので、価格を液晶画面に表示するシステム。情報サーバーで価格を管理し、売り場の天井などに設置したアンテナを通じて棚札ラベルに価格データを伝送すれば、即座に売価表示を切り替え、キャッシュレジスターやPOSデータとも連動した正確な価格を表示できる。
SES電子棚札システムは、アンテナからのデータ伝送に低周波無線を使用し、柱などの店舗構造物やセールなどで多量に積まれた商品などにも遮られずに伝送できる。このため、棚札ラベルの取り付け位置や角度に制約がなく、店内のレイアウト変更にも影響を受けにくい。また、棚札ラベル取り付け専用レールと棚札ラベル本体のロック機構により、棚札ラベルの不正な取り外し(盗難など)防止にも役立つ。
価格は基本構成(棚札ラベル・サーバー・アンテナなど)で800万円から。今後3年間で300システムの販売を目指す。