サイボウズ、Web2.0に適応した「Feedpath」を開始
サイボウズ(青野慶久社長)は1月30日、RSSフィードを利用したWeb2.0型インターネットサービス「Feedpath(フィードパス)」を同日から開始したと発表した。3年間で会員数100万人を目指す。
「Feedpath」は、Web型RSSリーダーをコアとした無料のインターネットサービスで、ニュースやブログなどのRSSフィードを効率的に購読管理できる。今後は順次サービスを開始していく。また、GMOアドネットワークス(井上祥二郎社長)と連携し、マーケティングや共同プロモーションを行う予定。
基本サービスは、RSS情報を持つニュースサイトやブログなどの最新記事を購読できるRSSリーダー、RSSリーダーで閲覧した記事に任意のタグを付与することで記事の検索や整理などを簡単に行えるソーシャル・タギングシステムなど。こうした情報の閲覧が普及すると人々の閲覧行動が変化し、将来的には「メールマガジンに代わるFeedマガジンが出てきてもおかしくない」(小川浩・ネットサービス部部長)と見ている。
サイボウズは、昨年インターネットビジネスに本格参入し、サイバーエージェント(藤田晋社長)と合弁会社cybozu.net(宇佐美進典代表取締役CEO)を11月に設立した。青野社長は、「情報共有の世界を作ることがサイボウズのビジネス」とした上で、「Feedpath」はその一環として力を入れていくことを強調した。現在まだ「Feedpath」ビジネスの黒字化のめどは立っていないが、「まず今1番大事なことは、多くの人に使ってもらうこと」としており、順次強化していく方針。