ヤフー、産総研と「Yahoo!オークション」の犯罪防止技術を共同開発へ
ヤフー(井上雅博社長)は1月30日、オークションサイト「Yahoo!オークション」のID・パスワード漏えいによる犯罪や不正利用防止のためのセキュリティ技術を、独立行政法人の産業技術総合研究所(産総研、吉川弘之理事長)と共同開発すると発表した。
ヤフーは、サイト運営では不正利用防止などセキュリティの向上施策をさらに高めることが重要と判断。産総研の情報セキュリティ研究センターの潤沢な研究開発体制と情報セキュリティ技術力に着目し、ヤフーから産総研に声をかけ共同開発に至った。具体的な研究内容とスケジュールに関しては未定だが、ユーザー認証技術などの研究を行っていくという。共同開発にかかる費用は年間2000万円で両者で折半する。
「Yahoo!オークション」は、99年9月にサービスを開始した日本最大規模のオークションサイト。月間平均総出品数は約900万件で、1日の平均新規出品数は約70万件。取扱高は、年間6500億円にものぼる。