シーゲイト、マックストアを買収、HDD製造の運営効率向上を目指し
米シーゲイト(ウイリアム・ワトキンス社長兼CEO)は米国時間12月21日、マックストア(チョン・サップ・パーク会長兼CEO)を株式交換により買収することで合意したと発表した。株式の交換比率は、マックストア株1株につきシーゲイト株0.37株の予定で、買収金額は、約19億ドルの見込み。
社名は「シーゲイト」が存続し、シーゲイトの現行の経営陣は、引き続き現職を遂行する。マックストアのパーク会長兼CEOは、統合完了時にシーゲイトの役員となる。
統合後のシーゲイトとマックストアは、シーゲイトを基盤に、ドライブ製造の革新性を広げ、運営効率を最大化することで、相乗効果によるコスト削減をはかる。具体的には、統合完了後から1年で年間の運営費用を約3億ドル削減できる見込み。これにより、統合完了から1年後には、少なくとも現金ベースで1株当たり利益を10?20%増加させることができるとしている。
統合は、株主および監督当局の承認を得られれば、06年下半期に完了する見通し。合意解除の場合は、マックストアに対して3億ドルの解約金の支払いが生じる。なお、統合完了までは、両社は別会社として機能する。