三菱、手作り高級スピーカーで「ダイヤトーン」復活、1本105万円で
三菱電機エンジニアリング(綿谷晴司社長)は「ダイヤトーン」ブランドのスピーカーシステム「DS-MA1」の販売を12月22日に開始する。価格は1本、105万円。
「DS-MA1」はフロア型の3ウェイスピーカー。ピュアボロン(炭化硼素)を使った振動板を中・高音用に採用した。ピュアボロンは金属よりもスピーカー内での音の内部損失が少ないという特徴があり、そのため従来製品の2倍以上の広帯域再生ができるようになった。また、75mmの直接放射型(ダイレクトラジエーター)ユニットとイタヤカエデ製のフロントロードを組み合わせた「フロントロード・ダイレクトラジエーター」方式を中・高音ユニットにすることで、より現実に近い音楽表現を実現した。
低音ユニットでは、低域再生の反応が高い「アラミッドクロスコーン振動板」を使用した。低ひずみ磁気回路を搭載し磁気回路から発生する高調波ひずみも低減させた。
注文は専用のホームページのみで受け付ける。1台ごとに調整しながら手作りで製造するため、注文から納品までは3か月ほど必要になる。年間200台の受注を見込む。