ローランド、真空管アンプの音を再現できるUSBオーディオ・キャプチャー機
ローランド株式会社(田中英一社長)は、USB接続のオーディオ・キャプチャー機器「UA-4FX」を発売した。価格はオープン。実勢価格は2万円前後。
デジタル/アナログ変換回路に最新のAD/DAコンバーターを搭載。通常のキャプチャー機器では録音が難しいアナログレコードやカセットテープといったアナログ音源を、USBケーブル経由で高音質なままパソコンに取り込み、デジタル音源化できる。録音・再生は、最大24ビット/96kHzで可能。デジタル出力では、ドルビー・デジタル、DTS 5.1チャンネル再生にも対応する。
さらに真空管アンプの暖かみのある豊かな音を実現する「真空管アンプ・シミュレーター」も装備。真空管アンプの構造を解析、再構築することでPCで高級真空管オーディオ・アンプのようなサウンドを再生ができるようにした。真空管の癖や暖かさから音圧まで、本体上のつまみで調整可能。リスニング時に加え、マイク入力によるレコーディング時に真空管プリアンプとして使用することもできる。
入出力端子は、RCAピンによるライン入力やライン出力、各種マイク入力、MIDI IN/OUT端子など、多彩な端子を装備した。XLRタイプのマイク入力はファンタム電源(48V)の供給も可能になっている。対応OSは、Windows XP、2000、Me、98SE、Mac OS 9、Mac OS X 10.2.3以降。