MCJ、ターボリナックスなどと提携し、低価格なシンクライアントを発売
MCJ(高島勇二社長)は、きっとエイエスピー(kitASP、松田利夫社長)、ターボリナックス(矢野広一社長)、シネックス(関戸明夫社長)の3社と、シンクライアントソリューションの開発・販売で提携、第1弾を発売した。価格は52万2900円。
発売したのは、Windows OSをインストールしたホストPCと、TurbolinuxをインストールしたクライアントPC5台、「Go-Global」の動作環境を構築したシンクライアントシステムのパッケージ。「GO-Global」は、シンクライアントでWindowsやUnix、LinuxなどのOSにネットワークからアクセスできるようにするアプリケーションで、短期間で導入でき、専用サーバーを必要しないことから低コストで済むというメリットがある。
ホストPCはマイクロタワー型で、Pentium 4 630(3.0GHz)、1GBメモリ、160GB HDDなどを搭載する。クライアントPCはスリムタイプで、仕様はCPUがCeleron D 335(2.80GHz)、メモリが256MB、HDDが80GBなどとなっている。ホスト、クライアントPCともに、仕様はBTOでカスタマイズ可能。販売は、MCJの法人専用サイトに特設ページを開設して行う。
今回の提携でMCJは、マーケティングや製品開発、販売、サポートを行う。残り3社では、ターボリナックスがLinux OSの開発・提供、kitASPが「GO-Global」の提供とサポート、シネックスがホストPCの開発支援、主要部品の購買などをそれぞれ担当。シネックスは、OEMソリューション向けシステムの提案・販売も行う。