松下、PDF連携と画像機能を強化した「読取革命」の最新版
松下電器産業(中村邦夫社長)は、日本語・英語活字カラーOCRソフト「読取革命Ver.10」を11月25日に発売する。PDFとの連携や画像編集機能を強化したのが特徴で、価格は1万2800円。
新製品は、同社のOCRソフト「読取革命」シリーズの最新版。PDFファイルをドラック&ドロップするだけで、Word、Excel、テキストといった別のソフトで編集できる「簡単!PDF for Office」を本体とは別に単体ソフトとして搭載。また、PDFファイルを圧縮する「高圧縮PDF」機能では、高画質を保ちながら従来製品よりも処理時間を10分の1に短縮するなど、PDFファイルとの連携を強化した。
画像の回転や傾きなどの修正を複数ページ同時に行える「一括画像編集」や読み込んだ1ページの画像を複数ページに分割する「ページ分割」、2つのページの画像を併せて1ページの画像を作成する「ページ結合」など、画像・ページ編集機能も充実させた。英数字の一行手書きの文字認識を行える「手書き文字認識機能」も装備する。
動作環境は、OSがWindows XP、2000、CPUはPentium III以上、HDDで240MB以上、メモリは128MB以上などとなっている。通常パッケージに加え、従来製品や他社のOCRソフトなどを利用するユーザー向けの優待版(価格:6800円)、企業向けのライセンス版(5ライセンス:4万2000円、10ライセンス:6万9800円、25ライセンス:15万3800円)なども用意した。