日本IBM、10周年を迎えたホームページ・ビルダー、発表会ではお祝いムード
日本アイ・ビー・エム(日本IBM、大歳卓麻社長)は11月15日、ホームページ作成ソフト「ホームページ・ビルダー10」を12月2日に発売すると発表した。価格は1万3800円。
「ホームページ・ビルダー10」では、ブログ(アメーバブログ、AutoPage、gooブログ、ココログ、So-net blog、livedoor Blog、Movable Type)のテンプレートを取り込んで、オフラインで自分のブログの編集や管理ができるようにした。また、DB2、Excel、AccessといったODBC対応のデータベースと連携できるようになった。例えばECサイトで、商品の入れ替え作業に有効。
「ホームページ・ビルダー」は、日本IBM大和研究所の開発製品で、1995年にAIX版HTMLエディタとして発売スタートし、今年で10年を迎えた。内永ゆか子・開発製造担当取締役専務執行役員は、「99年に市場シェアNo.1を獲得して以来、No.1を維持してきた」実績について、パートナーの協力と連携に感謝を示した。また、「いろいろなホームページを見ていると、『ホームページ・ビルダー』で作っているものはすぐにわかる。子供が巣立っていくような気持ち」と、想い入れを語った。
記者発表会場には、販売パートナーであるソースネクストの松田憲幸社長も出席した。ソースネクストは、バージョン7から販売開始し、「バーション9までの累計で57万5000本」(松田社長)販売した。今回発表のバージョン10は、ソースネクストが推進しているスリムパッケージを採用し、パソコンソフト売り場以外にも売り場を展開していく方針を示した。販売チャネルを広げることで「ホームページ・ビルダー10」は、「1年間で販売目標25万本」を目指す。
なお、発表会会場では、「ホームページ・ビルダー」10周年記念と、大和研究所発の「ホームページ・ビルダー」が、「優れた国産ワインのように日本を代表する国産ソフトとしてこれからも大きく成長する」(内永専務執行役員)という思いを込めて、大和葡萄酒(山梨県東山梨群)のワイン「古代甲州」で乾杯した。