シーグランド、NHJから営業権の譲渡を受けることを正式に決定

ニュース

2005/11/11 14:05



 シーグランド(篠原拓也社長)は11月10日、今年8月に準自己破産したデジタル機器の企画・販売会社エヌエイチジェイ(NHJ)から営業権譲渡を受けることを正式に決定、調印を行ったと発表した。

 シーグランドでは、NHJが持つデジタルカメラやMP3プレーヤーといった商品をはじめ生産ノウハウや販路が活用できると判断。正式に営業権の取得に踏み切ったもの。

 NHJは99年設立で、デジタルカメラや携帯オーディオを主力製品として企画・販売。低価格を武器に市場に参入した。今期は増収を見込んでいたが、米国や香港での販売不振で売掛金などの回収が困難となり、債務返済のめどが立たなくなった。さらに7月には、当時の社長であるマージ・ハリレラ氏の突然失踪も重なり、今年8月、取締役会の決議を経ずに会社役員が破産を申し立てる準自己破産を、東京地裁に申請した。