ダイナコムウェア、WindowsとMacintoshで同じ書体を実現するフォント

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2005/11/07 10:01



 ダイナコムウェア(羅慧美社長)は、PCの文字用フォント「DynaFont OpenType150 Standard+欧文1990」を12月16日に発売する。異なるOSでも文字を正確に表示、印刷できるなどの機能が特徴。Windows、Macintosh版の2種類を販売する。価格は4万2000円。

 今回のフォントは「OpenType Standard」シリーズの第3弾の製品となる。「OpenTypeフォント」とは米アドビ社と米マイクロソフト社が共同開発したOSに依存しない「新フォント・フォーマット」。Windows、Macintosh間のデータのやりとりで障害となっていた「文字化け」「文字ズレ」などが起きない。また、画面表示、出力の双方に対応するため、プリンタにプリンタ用フォントが必要ないといったメリットがある。

 基本書体からデザインフォントまで150、欧文は1990の書体を収録。従来の文字用フォントあるTrueTypeフォントよりも異体字、記号など文字数を大幅に拡張した。PDFファイルにフォントを埋め込むこともでき、アドビ システムズの「Illustrator」「InDesign」で文字アウトライン化にも対応する。

 Windows版では、Windows XP日本語版のみ対応。Macintosh版ではMac OS 9-10.4.2に対応。それぞれHDDは、1書体につき2-15MBが必要となる。