キヤノン、PDF作成機能を強化した4800dpiのフラットベッドスキャナなど3機種
キヤノンは、フラットベッドスキャナ「CanoScan 9950FV」「CanoScan 8400FV」「CanoScan LiDE 500FV」の3機種を、9月下旬から順次発売する。価格はオープンで、実勢価格は、「9950FV」が4万5000円前後、「8400FV」が2万6000円前後、「LiDE 500FV」が2万円前後となる見込み。
新機能として、3機種とも形式の異なるファイルを一括サムネイル表示できるファイル管理ソフト「ファイル管理革命Lite」を標準同梱し、PDFファイル作成機能をさらに強化した。この2点を除く本体性能については、それぞれ従来機種を継承している。
最大の強化ポイントであるPDFファイルの作成では、今回新たに「傾き補正機能」を追加。また、原稿台に収まらない大きな原稿を合成して1つのファイルとして保存できる「画像貼り合わせ機能」を搭載し、後から読み取った画像を180度回転できるようになった。誤って反対向きにスキャンした場合でも簡単に補正できる。
「CanoScan 9950FV」は、高解像度4800dpiの「Canon’s Hyper CCD IV」と、大口径の非球面レンズ「Super Toric(ST)レンズ」を採用し、高画質と豊富な光量による高速読み取りが可能なシリーズ最上位モデル。最大30コマ(35mmフィルム)の連続スキャンに加え、高精度なごみ傷除去や多彩な画像補正も可能なフィルム読み取り機能を備える。
「CanoScan 8400FV」は、クリアで質の高い画像を実現する3200dpiの「Canon’s Hyper CCDIII」を搭載したハイスペックモデル。最大12コマ(35mmフィルム)の連続フィルム読み取りが可能なほか、「CanoScan 9950FV」と同様、すぐれた画像処理機能を搭載している。
「CanoScan LiDE 500FV」は、独自の「LIDE」技術を採用したCIS(コンタクトイメージセンサー)搭載の薄型モデルで、本体収納タイプの折りたたみ式スタンドによる立て置き使用を含め、3通りの形態で設置できるのが特徴。パソコン本体からの電源供給による「ワンプラグスキャン」、2400dpi高解像度センサーによる1コマずつのフィルム読み取りなどに対応している。