ソニー、原点回帰の新「ウォークマン」、HDDの6GBやシリコン2GBなど5機種
ソニーマーケティングは9月8日、携帯オーディオの新シリーズ「ウォークマンAシリーズ」5機種を11月19日に発売すると発表した。目標販売台数は全世界で450万台。
新シリーズの主な特徴は、(1)再生中のアーティストに近いジャンルのアーティストを検索できる「アーティストリンク」機能(HDDタイプのみ)、(2)よく聞く楽曲や、楽曲が発売された年ごとで「シャッフル」する「インテリジェントシャッフル」機能、(3)日本語自動読み仮名変換と日本語の曲名・アルバム名・アーティスト名の50音順表示による検索性の向上、(4)新たに開発した専用アプリケーション・ソフトウエア「CONNECT(コネクト) Player(プレーヤー)」 付属、(5)今後のファームウェアアップグレードによる、継続的な新機能の追加――など。
ラインアップと実勢価格は、HDDタイプでは、20GBの「NW-A3000」がバイオレットとシルバーで3万5000円前後、6GBの「NW-A1000」がバイオレットとシルバー、ピンク、ブルーで3万円前後。シリコンタイプはすべてバイオレットとシルバー、ピンク、ブルーのカラーバリエーションで、2GBの「NW-A608」が3万2000円前後 、1GBの「NW-A607」が 2万7000円前後、512MBの「NW-A605」が2万2000円前後となっている。
同社では「これまで『ネットワークウォークマン』という名前でHDDやシリコンの携帯オーディを出してきたが、原点に帰るという意味をこめ旧来からの『ウォークマン』の名前でリリースすることにした。今アップルがすすめているライフスタイルやファッションと密接につながっている製品作りは、これまでソニーが追求したことそのものだった。アップルの戦略に触発され改めて気づかされた。従来からソニーが追求してきたことを、アップルと違う形で実現させたい」(ソニーコネクトカンパニー辻野晃一郎プレジデント)としている。