リコー、手ブレ補正つき7.1倍ズームで513万画素CCDの小型デジカメ
リコー(桜井正光社長)は、デジタルカメラの新製品として、7.1倍ズームと「手ブレ補正機能」を搭載した513万画素CCDの「Caplio(キャプリオ) R3」を10月中旬に発売する。価格はオープン。
独自のレンズ収納機構「ダブルリトラクティングレンズシステム」の採用で、厚さ26mmのコンパクトなボディに、同クラスで最大の7.1倍(28mm?200mm)の広角・高倍率ズームレンズを搭載した。
また、手ブレを感知すると、CCDがそれを打ち消す方向に動いて補正する、新開発のCCDシフト方式「手ブレ補正機能」を搭載。これによって、シャッタースピード2?3段分の効果を発揮するほか、レンズに補正機構を組み込む必要がないため、レンズ設計の余裕度が高く、薄型と広角・高倍率の両立を実現した。高倍率の望遠撮影やマクロ撮影、フラッシュを使用しない室内撮影などでの撮影の失敗も低減する。
さらに、マクロ機能の強化を図り、最短1cmまで近づいて撮影できるマクロモードを搭載したほか、新たに「ズームマクロ機能」を搭載。レンズ焦点距離を、被写体に最も近く・最も大きく撮影できる位置に自動的に設定する。また、「AFターゲット移動機能」を搭載し、カメラを固定したまま構図内の任意の被写体にピントを合わせることが可能。被写体の大きさやコントラストの情報から最適な測距エリアを決定することにより、マクロ撮影時のピント合わせの精度を高めた。
このほかの特徴は、(1)ななめ補正機能を新搭載、(2)快速レスポンスによるストレスのない撮影、(3)標準付属のリチャージャブルバッテリーで約310枚の長時間撮影が可能、(4)513万画素CCDと独自の画像処理システムによる高画質撮影が可能、(5)2.5型大型液晶を搭載するなど優れた操作性を実現、(6)美しさと持ちやすさを兼ね備えたデザイン─―など。